研究課題/領域番号 |
20K07952
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
田ヶ谷 浩邦 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (50342928)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 色覚検査のタブレット端末への移植 / COVID-19前後の睡眠の変化 / COVID-19前後の生活の質の変化 / 新型コロナウイルス感染持続による睡眠への影響 / 新型コロナウイルス感染持続による生活の質への影響 / 視覚障害 / 睡眠特性 / 生活習慣病 / 交代勤務 |
研究開始時の研究の概要 |
色覚異常および視覚障害が、睡眠特性、睡眠障害、生活習慣病に及ぼす影響を、時間生物学・睡眠医科学に基づいて、一般人口、睡眠障害患者、視覚障害患者において検討し、健常者、色覚異常者、視覚障害患者ごとに、適切な光環境、睡眠習慣、睡眠障害の予防・治療、睡眠不足や睡眠障害により誘発される生活習慣病防止策を開発する。さらに、交代勤務に適した特性、適さない特性を明らかにする。
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研究実績の概要 |
令和4年度までに,高齢者100名の調査を終了した.令和5年度より若年者の調査に着手した.令和6年度は若年者の調査を継続する. 研究成果: 1.タブレット端末での色覚検査は,上を用いた検査とほぼ同じ判定が得られるところまで精度が向上した. 2.高齢者では新型コロナウイルス感染拡大に伴う生活の変化(外食や運動の減少,メディア視聴の増加)と,精神的生活の質低下,睡眠の問題が関連していることがわかった. 3.若年者は研究対象者が十分集まっていないが,COVIC-19が5類感染症に移行したあとも,睡眠や生活の質への影響が残存している可能性がある.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
対面調査が必須であったが,新型コロナウイルス感染拡大により令和2 年度は対面調査が実施できず、研究倫理審査など、調査の準備が実行できたのみであっ た 。令和3年度は研究責任者の病気(大動脈解離のため、2回の入院、手術、その後のリハビリテーション)のため、研究にエフォートをさくことができなかっ た。 令和4年度 より本格的に調査を開始し,高齢者100名を対象とする調査は終了したが,若年者100名を対象とする調査を継続している
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今後の研究の推進方策 |
若年者の調査は,大学内でのポスター,講義での呼びかけ,学生のクチコミ等により研究対象者を募集している.現在の大学生は,新型コロナウイルス感染拡大により高校在学中からリモート講義を強いられた年代で,交友関係が狭く,こうした調査に参加しようという意思のある学生が少なく,研究対象者確保に難儀している.時給換算でアルバイトよりお有利な謝金額の設定など工夫して,研究対象者募集をすすめる.
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