研究課題/領域番号 |
20K07968
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
今村 恵子 京都大学, iPS細胞研究所, 特定拠点講師 (90379652)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | タウ / iPS細胞 / アンチセンスオリゴ / 前頭側頭葉変性症 / スプライシング / tauopathy / splicing / ASO |
研究開始時の研究の概要 |
高齢化を背景に、認知症治療法の確立が急務である。認知症の大多数を占めるアルツハイマー病や前頭側頭葉変性症では、臨床症状がタウ蛋白の異常蓄積や神経細胞死とともに出現してくることが知られており、タウ蛋白は治療介入のために重要なターゲットである。タウ蛋白はスプライシング様式によって3リピートタウと4リピートタウに分類され、4リピートタウはβシート化を促進し、神経毒性が高いタウオリゴマーの形成を促進する。化合物等を用いて、認知症患者神経細胞におけるタウのスプライシング制御を行い、タウオリゴマーの減少と神経細胞死抑制を可能にする認知症治療候補薬を探索する。
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研究実績の概要 |
高齢化を背景とした認知症患者の増加が問題となっており、認知症の根本的な治療法の確立は急務である。認知症の大多数を占めるアルツハイマー病や前頭側頭葉変性症では、認知症の臨床症状がタウ蛋白の異常蓄積や神経細胞死とともに出現してくることが知られており、タウ蛋白は治療介入のために重要なターゲットである。タウ蛋白はスプライシング様式によって3リピートタウと4リピートタウに分類される。4リピートタウはβシート化を促進し、神経毒性が高いタウオリゴマーの形成を促進する。本研究では、アンチセンスオリゴや化合物を用いて、認知症患者神経細胞におけるタウのスプライシングやその発現量の制御を行い、タウオリゴマーの減少と神経細胞死抑制を可能にする認知症治療候補薬の同定を目的としている。本年度は、前頭側頭型認知症患者iPS細胞由来神経細胞を用いて、アンチセンスオリゴによるタウスプライシングの変化や化合物によるタウオリゴマー蓄積抑制効果および神経細胞死抑制効果を評価し、いくつかの有効性を有する化合物を見出した。また、それらの化合物の有効性に関するメカニズムの探索を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通りに進捗しており、最終目標の達成が可能であると考えられるため。
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今後の研究の推進方策 |
見出した化合物やアンチセンスオリゴについて、その有効性メカニズムの解明を目指すとともに、タウオパチーを来す様々な疾患iPS細胞由来神経細胞におけるタウオリゴマー蓄積や細胞死に対する有効性を評価する。
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