研究課題/領域番号 |
20K07974
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
立石 洋 佐賀大学, 医学部附属病院, 講師 (50457470)
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研究分担者 |
門司 晃 佐賀大学, 医学部, 客員研究員 (00294942)
村川 徹 (平地徹) 佐賀大学, 医学部, 助教 (00813049)
原口 祥典 佐賀大学, 医学部, 客員研究員 (10457476)
西原 正志 佐賀大学, 医学部, 助教 (50516557)
川口 淳 佐賀大学, 医学部, 教授 (60389319)
溝口 義人 佐賀大学, 医学部, 教授 (60467892)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 反復経頭蓋磁気刺激 / うつ病 / 神経炎症 / ミクログリア様細胞 / 反復性経頭蓋磁気刺激 |
研究開始時の研究の概要 |
薬剤治療抵抗性うつ病患者に対する反復性経頭蓋磁気刺激(repetitive transcranial magnetic stimulation: rTMS)による治療の前後に、脳脊髄液・血液・唾液中のバイオマーカー、頭部MRI検査及び前頭葉機能検査を行い、それらの結果から認知機能障害を含むrTMSの治療効果のメカニズムを探索することを目的とした研究である。さらに、うつ病における神経炎症、特にミクログリアのうつ病における関与に着目し、得られた血液サンプルから作成できるミクログリア様細胞(induced microglia-like cells; iMG)のうつ病への関与について探索する。
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研究実績の概要 |
薬剤治療抵抗性うつ病患者に対する反復性経頭蓋磁気刺激(repetitive transcranial magnetic stimulation: rTMS)による治療の前後に、脳脊髄液・血液・唾液中のバイオマーカー(高感度CRPをはじめとした各種炎症マーカー、脳由来神経栄養因子(BDNF)、コルチゾル等)、頭部MRIの拡散テンソル画像検査及び認知機能検査を行い、それらの結果からrTMSの治療効果、特にうつ病患者のリカバリーに深く関与する認知機能障害の、rTMSによる治療効果のメカニズムを探索することを目的とし、そのために、うつ病における神経炎症、特にミクログリアのうつ病における関与に着目し、rTMS治療前後の血液サンプルからミクログリア様細胞(induced microglia-like cells; iMG)を作製し、iMGの貪食能、Ca2+動態、炎症関連物質の産生能などの変化を解析し、iMGのうつ病への関与について解析し、得られた知見から治療抵抗性うつ病患者に対するrTMSの治療効果のメカニズムの探索することを研究の目的としていた。 R4年度までに保険収載されたニューロスターの機器によるrTMS治療の同意が得られた14症例に加えて、R5年度は3症例に対してrTMS治療の同意を得た。6週まで治療継続できた8症例に対してrTMS治療の前後で血液・唾液・頭部MRI・認知機能検査を行った。髄液については同意が得られず症例が収集できなかった。8症例中の5症例に対してiMGのmRNAのマイクロアレイ解析を行い、rTMSがiMG遺伝子発現を変化させる可能性が示唆される結果を得て、現在論文投稿中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
症例の集まりが遅れている。髄液については同意が得られず症例が集まっていない。ただし、末梢血から誘導されるiMGは5例と少ないながらもマイクロアレイ解析ができ、論文投稿中である。
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今後の研究の推進方策 |
引き続きrTMS症例を集めながら、神経炎症に関する治療抵抗性うつ病患者に対するrTMS治療効果を検証していく。特に、iMGの論文投稿中の進捗を確認しつつ、アクセプトを目指す。
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