研究課題/領域番号 |
20K07992
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
藤永 康成 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (70334901)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | MRI / 高精度 / 高時間分解能 / 膵癌 / 進達度診断 / radiomics / Radiomics / Radiogenomics / 高精度MRI / 血行動態解析 / 病理組織 |
研究開始時の研究の概要 |
膵癌は予後不良な疾患であり、早期発見と正確な診断が望まれる。近年、MRIの高画質化が進み、高精度の磁気共鳴膵胆管撮像(MRCP)、拡散強調画像およびT1 mappingなどに加えて、CTに劣らない膵の高精度ダイ ナミックMRIが可能になった。 本研究では、これらの高精度MR画像から得られる所見、ダイナミックMRIによる血流情報(perfusion)、各画像から得られる画素情報などを用いて血行動態解析やtexture解析をはじめとした網羅的な画像解析を行い、病理像と対比することで鑑別や予後予測に有用な所見の検討を行う。本研究により、MRIを中心とした診断アルゴリズムの構築も期待される。
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研究成果の概要 |
膵癌のダイナミックMRI診断において,呼吸停止下だけで無く自由呼吸下腹部ダイナミックMRIが可能であることが示され,その至適撮像時間分解能は3秒であることが明らかになった.膵癌切除例における膵癌の診断能に関して,高精度ダイナミックMRIはダイナミックCTに匹敵する進達度診断能を有することが明らかとなった.また,膵癌のradiomics解析においては再現性に関して撮像装置間の再現性が不十分で問題になることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高精度腹部ダイナミックMRIの至適撮像条件が明らかになったことで,膵病変の血行動態解析が進み質的診断や治療効果予測が進歩する可能性がある.また,被ばく低減のため,膵の画像診断において積極的にダイナミックMRIが用いられるようになる可能性がある.
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