研究課題/領域番号 |
20K07995
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
松尾 圭朗 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (90749201)
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研究分担者 |
沖本 智昭 神戸大学, 医学研究科, 客員教授 (20295067)
徳丸 直郎 神戸大学, 医学研究科, 客員教授 (90304899)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 放射線増感 / 放射線 / microRNA |
研究開始時の研究の概要 |
放射線治療後の再発の原因として、放射線治療期間中の腫瘍の抵抗性獲得の可能性が考えられる。本研究では、放射線治療期間中の腫瘍の抵抗性獲得をmicroRNAという微小タンパクを評価することで評価する。また、変化の見られたmicroRNAは腫瘍へと導入することで、腫瘍の抵抗性獲得を防ぎ、放射線治療の効果を増強することができると考えている。本研究では第一段階として細胞を用いたmicroRNAの評価を、第二段階として腫瘍細胞を移植した動物実験による評価を予定している。
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研究実績の概要 |
無数のmicroRNAのうち、放射線増感効果の期待できるmicroRNAを過去の報告や自施設での照射実験の結果より選別し、膵癌細胞株に対して導入したのちに、照射実験を行った。線種としてはヘリウムイオンなど今後発展の期待できる線種も候補に挙がったが、本邦が実績面で世界をリードしている炭素イオン線に絞って照射を施行した。線量はコントロール群の他、1Gy-4Gyまで1Gy刻みで照射を行った。結果として、細胞の生存率には有意な差を認めなかった。microRNAの種類による違いも、有意なものは認められなかったが、細胞の小型化・萎縮に関しては、差を認めており、評価に難渋する結果となった。トランスフェクション効率は40%程度であり、今後の改善が必要と思われたが、当施設の実験設備では限界もあり、線質を変更しながら照射・検討を行なったのちに、その後マイクロアレイを行う方法で実験を行う方が望ましいと考えられた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
トランスフェクション効率を上げるために最も有効な方法はウイルスによる導入と思われるが、当施設では限界があり、トランスフェクション効率を上げることが難しく、実験の施行・解釈が難しくなっている面がある。また、現在は落ち着いているが、当初の予定期間で新型コロナウイルス感染症に起因する施設の使用制限や物品の供給不足などがあり、研究に遅れを来している。
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今後の研究の推進方策 |
ウイルスを用いたトランスフェクションが理想であるが、施行は困難であり、線量や線質を調整しながら照射実験を継続し、マイクロアレイを行う方向で調整している。
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