研究課題/領域番号 |
20K07997
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
金澤 裕樹 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (80714013)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 磁気共鳴画像(MRI) / 髄鞘(ミエリン) / 緩和時間 / 磁化率 / 拡散係数 / 磁化移動 / 機械学習 / ミエリン / MRI / MWF / MT / DKI / VBM / SVM |
研究開始時の研究の概要 |
多発性硬化症などの脱髄疾患の診断のために,ミエリン含有量を測定することが重要になっている.本研究の目的は,MRIから算出できる緩和時間,磁化率,拡散係数,磁化移動の定量パラメータに着目した統合的ミエリンイメージング手法を開発し,脱髄疾患に対してミエリン含有量の定量解析を行うことである.この目的を達成するには,次の(A)(B)(C)に焦点を当て,最終的に(D)を達成するように研究を進める. (A) 緩和時間および磁化移動解析を用い多成分緩和測定分析. (B) QSMおよびDKI解析による白質構造の同定. (C) CNNを用いた統合的定量ミエリンマップの構築. (D) 脱髄疾患を対象とした臨床評価.
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研究成果の概要 |
本研究は,核磁気共鳴画像法(MRI)から算出できる緩和時間,磁化率,拡散係数,磁化移動の定量パラメータに着目した統合的ミエリンイメージング手法を開発し,脱髄疾患に対してミエリン含有量の定量解析を行うことである.健常者データのmyelin water fraction(MWF),diffusion kurtosis imaging(DKI),quantitative susceptibility mapping(QSM),quantitative parameter mapping(QPM)を用いて,畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を用いた統合的定量ミエリンマップを構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミエリン含有量を測定することは,多発性硬化症や認知症などの神経変性疾患の診断や治療方針の決定をするために重要になっている.しかし,ミエリン含有量の計測や,症状を呈し臨床的には脱髄性疾患と診断される病変(NAWM)の検出に,様々なMRIから算出される定量パラメータが適合し,相互的に関係があるか解明されていない.
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