研究課題/領域番号 |
20K08010
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
|
研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
高木 治行 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (30378377)
|
研究分担者 |
平田 豊 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10441247)
山門 亨一郎 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (20263022)
児玉 大志 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (20422834)
鈴木 亮佑 神戸学院大学, 薬学部, 講師 (80611540)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 肝癌 / 肝動脈塞栓術 / 低酸素誘導因子 / マイクロ粒子 / siRNA / 塞栓物質 / HIF-1 / PD-L1 |
研究開始時の研究の概要 |
肝動脈塞栓術による腫瘍の低酸素状態は、低酸素誘導因子依存的に複数の遺伝子を活性化し、ガン細胞を増悪させる主要な因子として注目されている。 そこで、”肝動脈塞栓術の際にHIF-1の蓄積や低酸素応答遺伝子を阻害すれば、抗腫瘍効果を高めることができる” という仮説を立案した。 そして、肝動脈塞栓術の際に用いる塞栓物質に低酸素応答遺伝子を標的としたsiRNAを搭載した新しい塞栓製剤を開発すれば、効果の高い治療ができるのではないかという着想に至った。 本研究の最終目標は、HIF-1の蓄積や低酸素応答遺伝子を制御するsiRNAを搭載した新しい塞栓製剤を開発し、肝動脈塞栓術の治療成績向上を目指すことである。
|
研究成果の概要 |
本研究では、生分解性ポリマーを用いて、肝動脈塞栓術後の再発抑制に応用可能な、新しい血管塞栓物質の開発を試みた。ポリマー溶媒や安定化水の比率、作成時の流速等を調整することで、粒子径を自在に調節することが可能となった。更に、肝癌再発に関与する低酸素誘導因子を阻害可能な、新しい血管塞栓物質の開発へとつながった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝動脈塞栓術後の再発抑制に応用可能な、新しい血管塞栓物質の開発基盤を確立した。更に、肝癌再発に関与する低酸素誘導因子を標的とする新しい塞栓物質のプロトタイプも作成することができた。今後、臨床への応用が期待される。
|