研究課題/領域番号 |
20K08089
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
|
研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
ケレベール オレリアン 順天堂大学, 医学部, 特任助教 (70623594)
|
研究分担者 |
桝 正幸 筑波大学, 医学医療系, 教授 (20243032)
桝 和子 筑波大学, 医学医療系, 講師 (50344883)
鎌形 康司 順天堂大学, 医学部, 准教授 (60568153)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | endosulfatase / heparan sulfate / MRI / axon guidance / corpus callosum / ヘパラン硫酸等プロテオグリカン / 軸索ガイダンス / ノックアウトマウス / 透明化技術 / 拡散MRI解析 |
研究開始時の研究の概要 |
経回路形成を多段階で分子生物学的に検証することは、正常脳発達の理解を深めるだけでなく、精神神経疾患の病態解明、診断方法開発に重要である。神経回路形成において軸索ガイダンスに関わる分子群を調節する“制御要素”の一つとしてヘパラン硫酸(HS)が知られるが、近年、特異的脱硫酸化によりHS鎖の機能をチューニングする細胞外酵素sulfatase1及び2(Sulf1/2)の存在が注目されている。本研究では神経回路形成障害モデルとしてこれらの二重ノックアウトマウス(Sulf1/2 DKO)を用い、巨視的および顕微鏡的解析を行い比較検討する。
|
研究成果の概要 |
本研究は、近年提案されている革新的な脳透明化技術と最先端のMRI技術を組み合わせることにより、軸索誘導におけるスルファターゼの機能を解明するだけでなく、微細な構造異常を伴う新たな精神神経疾患を解明する。 われわれは、放射線学的および組織学的方法を用いて、Sulf1/2 DKO マウスの脳における交連線維の障害を報告した。 トラクトグラフィー分析を使用して、交連線維系のうち、脳梁 および 背側海馬交連の異常を発見し。これらの結果は、Sulf1/2 が交連線維の正常な発達において重要な役割を果たしていることを示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
This study not only elucidated the role of Sulf1/2 in commissure formation but also contributed to the search for new surrogate markers for psychiatric and neurological disorders associated with structural abnormalities.
|