研究課題/領域番号 |
20K08122
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
青木 隆敏 産業医科大学, 医学部, 教授 (40299631)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | CT / 骨折 / 検診 / 生活習慣病 / 骨密度 / 健康診断 / 生活習慣 / 骨粗鬆症 |
研究開始時の研究の概要 |
CTによる肺がん検診を行った逐年検診受診者を対象として、CT画像で評価可能な多くの生活習慣病関連画像データ、および同時に施行した生活習慣および生活習慣病と関連する血液検査や呼吸機能検査のデータを用いて、種々の骨折関連因子と実際に生じた骨折との関連性を明らかにする。また、効率よく骨折予防対策を行うべき対象を絞り込むことができるように、人工知能を取り入れて、簡便かつ精度の高い骨折リスク評価法を構築することを目指す。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、CTによる肺がん検診を行った逐年検診受診者を対象として、CT画像で評価可能な生活習慣病関連画像データ、血液検査や呼吸機能検査のデータを用いて、種々の骨折関連因子と実際に生じた骨折との関連性を明らかにすることである。CTデータから骨密度、COPDと関連する肺野定量データ、内臓脂肪量、筋肉の面積や吸収値などを計測し、年齢、BMI、喫煙指数、HbA1c、呼吸機能検査の1秒率などの総合健診で得られたデータを加え、骨折との関連性を評価した。その結果、年齢と骨および肺野のCT定量的データを組み合わせることで、精度の高い骨折リスク評価法を確立できる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、年齢とCTデータから得られる骨密度および肺野のCT定量的データの組み合わせによって精度の高い骨折リスク評価法を確立できる可能性が示唆された。生活習慣病が骨折リスク因子であることを考慮した新たな骨折リスク評価法の確立によって、骨折予防対策を行うべき対象を効率よく絞り込むことができ、これまでよりも正確な薬物治療開始の判断が可能になると考える。
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