• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

血液脳関門組織培養モデルによるウイルス関連急性脳症病態解明と治療法開発の基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K08185
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

細矢 光亮  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (80192318)

研究分担者 橋本 浩一  福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (50322342)
佐藤 晶論  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (60423795)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード脳炎 / 脳症 / ウイルス感染症 / ウイルス関連急性脳症 / 血液脳関門 / タイトジャンクション / 血管透過性 / NSAIDs / 解熱消炎鎮痛剤 / 細胞透過性 / ウイルス性脳症 / サイトカイン
研究開始時の研究の概要

ウイルス関連急性脳症(ウイルス性脳症)は、ウイルス感染後に急激な意識障害や痙攣を伴って発症する。その病態は、高サイトカイン血症による血管透過性の亢進による脳浮腫、それによる脳細胞の壊死やアポトーシスと考えられているが、十分な効果的を示す治療法は確立していない。本研究では、我々が確立した血管脳関門を構成する脳血管内皮細胞と周皮細胞を用いた3次元組織培養系へTNF−αを添加するウイルス性脳症モデルを用い、血管透過性を経時的に測定し、脳炎を発症・増悪させる因子や治療ターゲットを検討し有効な治療戦略をみいだす。

研究成果の概要

ウイルス関連急性脳症(VAE)はウイルス感染後に発症する重篤な合併症の一つです。実験室で病態モデルを作成し、VAEの増悪因子と考えられている非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)についてVAEの本態である血管透過性への影響を調べました。
その結果、NSAIDsであるジクロフェナクナトリウムとメフェナム酸は血管透過性を増加させることが分かりました。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ウイルス関連急性脳症(VAE)はウイルス感染後に発症する重篤な合併症の一つです。治療法はガイドラインにて示されていますが、その死亡率、後遺症残存率は依然として高いのが現状です。また、これまで予防法、治療法を検討する研究の方法がありませんでした。本研究では「3次元VAEモデル」を作成し、VAEの詳細な病態解明により有効な治療戦略を検討しました。
今回の研究により、一部の非ステロイド系抗炎症薬がVAEに関わっていることが示唆されました。今後、今回作成したモデルにより得られた知見により、VAEの予防法や治療法が確立されることが期待されます。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi