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網羅的micro-RNA解析による川崎病遠隔期冠動脈病変リモデリング機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K08190
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

垣本 信幸  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (90614412)

研究分担者 鈴木 啓之  和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (80196865)
武内 崇  和歌山県立医科大学, 医学部, 大学院研究生 (10246522)
末永 智浩  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (70433365)
鈴木 崇之  和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (40816691)
土橋 智弥  和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (20828488)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード川崎病 / 冠動脈瘤 / 光干渉断層法 / miRNA
研究開始時の研究の概要

川崎病の後遺症としての冠動脈病変は遠隔期に狭窄性病変へと進行することがあるが、有効な予防策も内科的治療法も確立されていない。冠動脈病変を有する遠隔期症例では、光干渉断層法(OCT)を用いた検討で、冠動脈壁に中膜断裂、内膜肥厚、石灰化が存在し、血管栄養血管であるVasa Vasorumが増加している。本研究ではこれらの冠動脈病変の変化がなぜ生じるのかを解明するために、末梢血を用いて網羅的micro-RNA(miR)測定を行い、冠動脈病変症例で発現が増減しているmiRを同定し、これらのmiRの作用部位と、形態的評価としてのOCT所見を比較して内膜肥厚や石灰化などの病変進行の機序の解明を目指す。

研究実績の概要

川崎病の後遺症としての冠動脈病変は遠隔期に狭窄性病変へと進行することがあるが、有効な予防策も内科的治療法も確立されていない。冠動脈病変を有する遠隔期症例では、光干渉断層法(OCT)を用いた検討で、冠動脈壁に中膜断裂、内膜肥厚、石灰化が存在し、血管栄養血管であるVasa Vasorumが増加している。本研究ではこれらの冠動脈病変の変化がなぜ生じるのかを解明するために、末梢血を用いて網羅的micro-RNA(miR)測定を行い、冠動脈病変症例で発現が増減しているmiRを同定し、これらのmiRの作用部位と、形態的評価としてのOCT所見を比較して内膜肥厚や石灰化などの病変進行の機序の解明を目指す。外来経過観察中の冠動脈病変を有する症例で経過観察の冠動脈造影検査(CAG)が必要な症例に対して、CAG施行時に同時にOCTを施行する。得られたOCT画像と、これまでにOCTを施行した外来経過観察中の冠動脈病変を有する症例を統合して、冠動脈データ(内膜厚の測定、中膜断裂像の有無、石灰化の有無、狭窄性病変の有無、Vasa Vasorumの定量)を得る。すでにOCTを施行している症例が23例あるため、さらに数例の症例を追加し、合計で約30例の症例で上記の内容について詳細に解析できる予定である。現在OCT画像の解析を進め、冠動脈瘤の残存する冠動脈枝、退縮した冠動脈枝、冠動脈瘤のない枝でのVasa Vasorumの数的差異があることを見出した。これらの結果をまとめて現在、論文化し国際紙に投稿中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

症例数はおおむね計画通りに得ることができている。
対象となる患者の血液検体、OCT画像の必要データの抽出、解析作業を施行中である。

今後の研究の推進方策

今後、miRNAの抽出、網羅的なmiRNA解析に進む予定である。その後、OCT画像との比較検討を行い、川崎病冠動脈瘤形成に関連する因子の解析を進める予定である。
OCT画像解析で得られた知見を先行して論文化し投稿中である。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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