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川崎病の免疫グロブリン治療不応答性の予測マーカーとしての遺伝子多型

研究課題

研究課題/領域番号 20K08203
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関信州大学

研究代表者

竹下 敏一  信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (60212023)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード川崎病 / 一塩基遺伝子多型 / IVIG不応答 / IL-2 / IL-4 / サイトカイン / 遺伝子多型 / IL-2レセプター / IVIG療法 / 冠動脈瘤 / 免疫グロブリン療法不応答
研究開始時の研究の概要

川崎病の病態は全身性の血管炎であるが、冠動脈の炎症は冠動脈瘤につながる。免疫グロブリン(IVIG)大量療法により改善したが、川崎病は依然として先進諸国の小児の後天性心疾患の第1位である。特に問題は冠動脈病変の発生と相関するIVIG療法不応例であり、 従って、IVIG療法不応を予測するマーカーの同定は患者の予後を左右する緊急の課題である。我々はインターロイキン4受容体α遺伝子座にオッズ比7.19の遺伝子多型、rs563535954を見出し、マーカーになり得る高オッズ比の遺伝子多型が存在することを示唆した。本研究では、IVIG療法不応性の診断指標となるオッズ比の高い遺伝子多型を同定する。

研究成果の概要

川崎病の病態は全身性の血管炎と捉えられ、頻度は少ないが心臓に冠動脈瘤が形成される。我々は免疫グロブリン療法に抵抗性を示した患者の遺伝子多型を解析し、Jun、Smurf2、PMAIP1、NCK1、WNT2、BCAN、MAPK9、ANGPTL4の遺伝子座において、病態に関連する低頻度一塩基遺伝子多型を見出した。また、川崎病の発症に関わることが報告されているIL-2について、炎症もしくはT細胞抑制の視点からその変異体を用いて解析を行った。さらにIL-2の細胞内動態がIL-2作用に与える影響について検討した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

川崎病患者の免疫グロブリン療法抵抗性に関わる遺伝子多型の報告は多くなく、より詳細な情報の収集が期待されており、その候補遺伝子を見出した。また、川崎病そのもの治療、そして免疫グロブリン療法抵抗性の治療を進めるためにも、関連する遺伝の個々の分子基盤の理解が必要である。川崎病に関連する遺伝子多型として代表であるIL-2作用の分子基盤を解析した。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] MK‐6, a novel not‐α IL‐2, elicits a potent antitumor activity by improving the effector to regulatory T cell balance2021

    • 著者名/発表者名
      Kobayashi Maki、Kojima Katsuhiko、Murayama Kazutaka、Amano Yuji、Koyama Takashi、Ogama Naoko、Takeshita Toshikazu、Fukuhara Tatsuro、Tanaka Nobuyuki
    • 雑誌名

      Cancer Science

      巻: 112 号: 11 ページ: 4478-4489

    • DOI

      10.1111/cas.15127

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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