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体液エクソソームを用いた新生児慢性肺疾患の発症予測とmiR-21制御の治療効果

研究課題

研究課題/領域番号 20K08233
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

郷 勇人  福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (30443857)

研究分担者 橋本 浩一  福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (50322342)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードmicro RNA / miR-21 / chronic lung disease / extracellular vesicles / マイクロRNA / 新生児慢性肺疾患 / miRNA / エクソソーム / microRNA / Extracellular Vesicles
研究開始時の研究の概要

新生児慢性肺疾患(CLD)は未熟児の重篤な合併症の一つであるが、その病態メカニズムは明らかでない。申請者は、高濃度酸素暴露で作製したCLDマウス肺においてmiR-21の発現が上昇し、早産児血清からmiRNAを内包するエクソソームを抽出し、CLD児では血清エクソソームmiR-21が日齢28に上昇することを明らかにした。本研究ではmiR-21ヘテロ欠損マウスと、miR-21抑制剤を投与した野生型マウスを用いて、CLDにおけるmiR-21の役割を分子生物学的に評価する。さらに、早産児の体液(気管吸引物、尿中)のエクソソームmiR-21が、CLD発症予測のバイオマーカーになるかを検証する。

研究成果の概要

本研究は、早産児の尿中Extracellular vesicles (EVs) miR-21が、CLDのバイオマーカーになるかを検証することとmiR-21 trangenic マウスと野生型CLDマウスにmiR-21阻害剤を投与したマウスを用い、CLDにおけるmiR-21の役割を生理学的、分子生物学的に評価することを目的とした。成果は、尿中からEVを検出することはできたが、miR-21の発現解析まで行うことはできなかった。マウスでは、miR-21 inhibitor投与群とmiR-21ヘテロ欠損マウスでは、コントロール群に比べ、日齢7で有意に体重増加が得られた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々は、これまで血中のEVs miR-21がCLDのバイオマーカになり得ることを証明できたが、尿中のEVs miR-21に関しては、コロナウイルス感染状況下で、バイオマーカーになり得るかまでを検討することができなかった。miR-21抑制剤やmiR-21欠損マウスを用いた研究では、miR-21ノックアウトマウスよりもmiR-21ヘテロ欠損マウスで、体重増加や呼吸機能の改善が得られたことから、miR-21をノックダウンすることで、治療効果が得られる可能性を見出せた。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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