研究課題/領域番号 |
20K08295
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター) |
研究代表者 |
須河 恭敬 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター), その他部局等, 医長 (80772566)
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研究分担者 |
浜本 康夫 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10513921)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 免疫チェックポイント阻害剤 / 腸内細菌 |
研究開始時の研究の概要 |
免疫チェックポイント阻害剤の有効性が様々な癌腫で示されているが,その効果は限定的である.免疫チェックポイント阻害剤を使用された症例における糞便中の腸内細菌と全身及び腫瘍部の免疫マーカーの関係を解析し,腸内細菌の治療効果に与える影響を明らかにする.さらに,腸内細菌を用いた治療的介入の可能性を探索する.
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研究成果の概要 |
本研究では腫瘍細胞と免疫細胞の関係に関する基礎実験レベルのモデルの構築に加え、実際に人で糞便移植をしたときにおける、免疫チェックポイント阻害剤の効果に対する影響について検討することを目的として計画されたが、残念ながら計画通りに研究を進めることができなかった。糞便移植につながるバイオマーカーの探索として臨床検体を集めて、腸内細菌と腫瘍組織、血中の免疫マーカーの関連についての解析は進めることができたが、糞便移植につなげられるような成果は得られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では残念ながら当初予定したような成果は得られなかった。しかし、臨床検体を用いた検討の中で、血中のアミノ酸の発現状況と免疫チェックポイント阻害剤の効果の間に関連を示唆する所見を見つけることができた。免疫チェックポイント阻害剤は様々な癌種に対して適応が拡大しており、そのバイオマーカーの検討や、治療効果を上げるための方法を探索することはますます重要になってきている。今回は目的の成果は得られなかったが、今回収集したデータを活用して新たなバイオマーカーの探索を進めていきたい。
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