研究課題/領域番号 |
20K08301
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
西島 亜紀 藤田医科大学, 医学部, 講師 (40566105)
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研究分担者 |
山本 洋平 秋田大学, 医学部附属病院, 助教 (70400512)
大森 泰文 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (90323138)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | NAFLD / エンドトキシン / 内臓脂肪組織 / 血管内皮細胞 / dysbiosis |
研究開始時の研究の概要 |
メタボリックシンドロームの肝臓での表現型である非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は増加の一途であるが、その病態は十分には解明されていない。栄養素を吸収する腸管と肝臓を繋ぐ門脈は、内臓脂肪である腸間膜脂肪組織に囲まれている。近年種々の疾患で明らかとなってきた「腸内細菌叢の乱れ」は、門脈の血管内皮細胞を介して腸間膜脂肪組織の慢性炎症を誘導し、NAFLDの病態を修飾していると予想される。我々は、培養モデルを用いて、腸間膜由来血管内皮細胞が内臓脂肪組織に与える影響や、その内臓脂肪組織仲介し肝細胞に与える影響を詳細に検討し、NAFLDの新規予防・治療薬の開発を試みる。
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研究実績の概要 |
10-12週齢ラットの腸間膜脂肪組織を無菌的に採取し、細切したのち、コラゲナーゼ消化、メッシュでろ過することで脂肪組織由来stromal vascular fraction (SVF)を単離した。SVFを継代した増加させたのち、ビーズ法を用いて血管内皮細胞を回収した。内皮細胞用培地を用いて脂肪組織由来血管内皮細胞(ATDECs)を培養した。昨年度に細胞障害が出ないことを確認した量(1 ng/ml)のlipopolysaccharide (LPS)を添加し、ATDECsのextracellular vesicles (EVs)を回収した。このLPS (+/-) ATDECs-EVsおよびconditioned mediaをラット内臓脂肪組織(VAT)器官培養の培地に添加し、標本作製し形態を観察した。コントロールと比較したが明らかな差異は見られなかった。免疫染色にてCD34, CD31, αSMA, CD45, CD68を行ったがこちらも有意な所見は得られなかった。また、この培養系で回収した上清を用いてadiponectin, leptinを測定(ELISA)したが、adipokinesの分泌量に変化は認められなかった。
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