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大腸癌におけるPolyadenylation関連遺伝子の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K08381
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関浜松医科大学

研究代表者

濱屋 寧  浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (20436968)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード大腸癌 / 転写後調節 / Polyadenylation / 3' 非翻訳領域 / Polyadenylation異常 / 3' 非翻訳領域 / RNA修飾
研究開始時の研究の概要

大腸癌は進行度により治療法が決定されているが、予期しない再発を経験することも多くバイオマーカーの研究がなされている。転写後調節に関連するバイオマーカーにmicroRNAがある。Alternative polyadenylation (APA)はmRNAの3' 非翻訳領域(UTR)が変化することであるが 3' UTRにはmicroRNAが結合し、mRNAの代謝が変化するためAPAもバイオマーカーとして期待されている。APAはpolyadenylation関連因子の異常によりもたらされるが、臨床的な検討は限られている。本研究では臨床検体や細胞株を用いてAPAがバイオマーカーとなりえるか検討する。

研究成果の概要

結腸直腸癌臨床検体でpolyadenylation関連因子を免疫組織化学法で評価した。Polyadenylation関連因子のうちPABPN1とNUDT21の過剰発現が多くの症例で認められた。引き続いて大腸癌細胞株をもちいてPABPN1またはNUDT21のノックダウン細胞を作成した。PABPN1またはNUDT21のノックダウンにより細胞増殖の抑制が認められた。RNAシーケンスによりpolyadenylationの異常がPABPN1またはNUDT21のノックダウン細胞でおきたことを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

大腸癌においてNUDT21、PABPN1の過剰発現が腫瘍増殖に関連している可能性が本研究から考えられた。とくにPABPN1は肺癌や膀胱癌では癌部で発現が低下していることが報告されていたため、大腸癌におけるPABPN1の過剰発現は特異的と考えられる。RNAシーケンスの結果をさらに発展させ、大腸癌のPABPN1の転写後調節に与える影響が将来的に明らかになれば、
診断および治療法などのバイオマーカーの開発につながり大腸がん診療に寄与することが期待される。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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