研究課題/領域番号 |
20K08455
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 東北医科薬科大学 |
研究代表者 |
大原 貴裕 東北医科薬科大学, 医学部, 准教授 (70443504)
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研究分担者 |
古川 勝敏 東北医科薬科大学, 医学部, 教授 (30241631)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 感染性心内膜炎 / 高齢者 / リスク / 地域 / 予防 |
研究開始時の研究の概要 |
感染性心内膜炎(IE)は、罹患すると死亡や脳梗塞などの重篤な結果を生じうる。高齢者では一般成人よりも発症率が高い上に近年増加傾向であり、罹患した場合の死亡率や治療方法の選択に難渋する。地域診療において早期発見や予防が重要であるが、対策を立てるためのリスク因子の頻度や地域住民、プライマリ・ケア医療関係者における疾患の意識、知識についての情報は乏しい。 本研究では、地域コミュニティにおける高齢者と、それを診療するプライマリ・ケア医療関係者を対象として、高齢者IEのリスク頻度、IEに対する意識、知識についての背景調査を行う。本研究によって、高齢者IEの早期発見、予防に向けて効果的な施策を考案する。
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研究実績の概要 |
令和4年度もCOVID-19流行が継続し,対面によるアンケート調査が困難である状況が続いていた.そんな中アンケート調査につながる地域の啓蒙活動を継続した.令和4年9月16日(金),中野区内科医会循環器グループ 講演会として「感染性心内膜炎(アイ・イー)を見逃さず予防するためにーコロナよりずっとまれだがこわい発熱ー」という講演を行った.この講演によるつながりを利用して,都市部(中野区)の一般開業医・病院勤務医における感染性心内膜炎の知識についてのアンケート調査を行うことを計画している.都市部と地域での感染性心内膜炎の知識の差についての検討を行なうことを検討している. その他以下の総説,出版を行い,地域の啓蒙活動を行った. 大原貴裕. 感染性心内膜炎(IE)のガイドライン2017年版を今,アップデートしてみた. 心エコー 2023;24(4):376-383.:ガイドライン発表以降の変化を踏まえて今後の方向性についてまとめた. 大原貴裕.感染性心内膜炎/Infective endocarditis (IE).今日の治療指針 2023年版.福井次矢,高木誠,小室一成総編集,医学書院,pp405-407.2023年1月:感染性心内膜炎の標準的な治療をまとめた. 令和5年度は,COVID-19が5類となり,アンケート研究の進行が期待される.COVID-19流行により,当初の予定とは異なる進行状況となっているが,そのために新たな展開を見せており,研究の遂行に向けて努力していきたい.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19の流行の為,対面での調査に困難を生じている.
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今後の研究の推進方策 |
ICTを利用した交流を介して,地域での感染性心内膜炎の意識調査のアンケートを継続していく.
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