研究課題
基盤研究(C)
メダカなどの小型魚類では拡散により初期胚の栄養供給を行うため、胎生致死となる心臓血管系の異常も哺乳類に比べると長い期間生存可能である。卵が透明であるために生体外から心臓・血管形態の観察が可能である。すなわち本来は産まれてくることのない心臓・血管形態異常をもつ生物が、どのような3次元構造をもって発生段階を経ていくのか、生きたまま顕微鏡下に観察する。心臓・血管腔形成不全のメダカを出発点に4次元的イメージを確立してADAMTS切断抵抗性バーシカンノックインマウスと同時に解析を行う。 先天性心血管疾患は、バーシカンの異常により前駆細胞の移動が障害されて表現型の多様性が生まれることを証明する。