研究課題
基盤研究(C)
無莢膜インフルエンザ菌(NTHi)や肺炎球菌は、慢性閉塞性肺疾患の増悪を左右する呼吸器感染症を引き起こす原因菌であり、これにはワクチン接種による予防が最も効果的な手段であるにもかかわらず、①NTHiに対しては現行のワクチン自体が存在せず、②肺炎球菌に対する現行のワクチンはカバーできる血清型に限りがあり万能ではない。そこで本研究は、両感染症を標的としたハイブリッド抗原を作製しワクチンデリバリーシステムであるカチオン化ナノゲルと組み合わせて、COPDモデルマウスでの免疫応答や感染実験により、ワクチン有効性の評価を実施する。