研究課題/領域番号 |
20K08671
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 (2021-2022) 大阪大学 (2020) |
研究代表者 |
國吉 佳奈子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, プロジェクト助教 (70747881)
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研究分担者 |
福島 清春 大阪大学, 大学院医学系研究科, 寄附講座助教 (00752156)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | マクロファージ / 腫瘍免疫 / 腫瘍微小環境 / シングルセル解析 / 免役細胞 / 血管新生 / 疾患特異的マクロファージ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではB16F1黒色腫に対して抗腫瘍効果を示す新規マクロファージの機能解析と本細胞の活性化を制御している新規遺伝子Xの解析を目的としている。腫瘍が形成され増殖する過程に大きな影響を及ぼす腫瘍周辺環境(がん微小環境)には、多くの免疫細胞が浸潤していて、これまでに報告されている腫瘍増殖を促す腫瘍随伴マクロファージ(TAM)もその一つである。本研究における腫瘍疾患特異的マクロファージは抗腫瘍効果を有しているため、TAMとは異なる新規マクロファージである。このマクロファージによって制御される腫瘍増殖抑制機構を明らかにすることで治療法開発の一助となる可能性がある。
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研究成果の概要 |
腫瘍はがん細胞だけでなく、様々な浸潤細胞、分泌因子、細胞外タンパク質等から成る腫瘍微小環境を構成している。この腫瘍微小環境では免疫細胞をはじめとしたさまざまな細胞とがん細胞の相互作用により腫瘍の病態進行に大きく影響を与え、原発腫瘍の転移や根絶、増悪を決定することが知られている。 本研究では腫瘍微小環境における免疫細胞と腫瘍細胞、さらに周辺細胞との細胞間相互作用を詳しく解析し、包括的な理解を深めるために、本研究では腫瘍微小環境に浸潤する免疫細胞の中でも腫瘍増殖に抑制的な作用を有する新規細胞の同定、さらにその細胞の分化を制御する分子の同定と機能解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腫瘍は日本だけではなく、高齢化社会を迎えた国において罹患率、死亡率が高く、様々な角度から精力的に研究がおこなわれている。中でも腫瘍微小環境はがん細胞と直接細胞間のやり取りを行い、がん細胞の根絶や転移、さらに病巣の増悪に大きな影響を与える場である。本研究により腫瘍微小環境に浸潤し腫瘍増殖に抑制的な働きをする細胞集団を特定することができた。今後同定した細胞の機能解析や分子制御機構を標的とした抑制剤の開発につながる可能性が期待でき、学術的社会的に意義のある成果を得ることができた。
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