研究課題/領域番号 |
20K08691
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
村上 正基 愛媛大学, 医学系研究科, 特任教授 (20278302)
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研究分担者 |
八束 和樹 愛媛大学, 医学部附属病院, 助教(病院教員) (30844766)
川上 良介 愛媛大学, 医学系研究科, 准教授 (40508818)
森 秀樹 愛媛大学, 医学系研究科, 講師 (60325389)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 掌蹠膿疱症 / 三次元イメージング / ソルバトクロミック色素 / バイオイメージング / 膿疱 / 3次元イメージング / エクリン汗腺モデル / 蛍光顕微観察 / エクリン汗腺 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は以下の二項目を主たる研究検討項目として構成される。 (1)二光子励起顕微鏡を用いた掌蹠膿疱症水疱環境におけるバイオイメージングを行い、三次元的に病変環境の観察と発生病態に関与する物質を網羅的に検索する。 (2)三次元ヒト由来エクリン汗腺細胞培養を用いた汗管閉塞(障害)現象の誘導の試み(実験モデルによる初期水疱形成環境再現の試み)
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研究成果の概要 |
二光子励起顕微鏡を用いた掌蹠膿疱症水疱環境におけるバイオイメージングを行い、三次元的に病変環境の観察に成功した。透明化剤を併用した新規ソルバトクロミック色素による二光子顕微鏡観察方法を確立したことにより、既存HE染色病理組織像と比較しても形態学的に遜色のない詳細な三次元組織像を得ることができるようになった(前年度報告済み)。当該技術は、通常のHEによる病理組織作成並びに診断までの時間と当該新規観察方法による診断までの所要時間が劇的に時間短縮されたこと(1-2週間→3日)、染色方法が極めて簡便でかつ特殊な染色器具などを要しないことなどが特筆される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
透明化剤と新規ソルバトクロミック色素による新規蛍光組織染色方法を考案し、二光子顕微鏡による観察方法を組み合わせることで、これまで見ることのできなかった組織三次元構築を既存病理組織染色方法と同レベルで描出することに世界で初めて成功した。さらにin vitroのみならずin vivoでもこの観察方法が応用できる可能性が明らかとなり、さらに技術の発展性が期待される。
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