研究課題/領域番号 |
20K08716
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
森 努 福島県立医科大学, 看護学部, 准教授 (60244373)
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研究分担者 |
合山 進 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (80431849)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | bioinformatics / long non-coding RNA / hematopoietic tumors / ab initio 遺伝子軌道法 / 造血器腫瘍 / システム生物学 / ab initio遺伝子軌道法 / 薬剤標的性 / ゲノム編集 |
研究開始時の研究の概要 |
Long non-coding RNA (lncRNA)は極めて数多いが,その機能はほとんど不明である。本研究は情報物理学と血液学の異分野協力により,血液細胞でのlncRNA機能を統合的に解析する。①研究代表者の森は,独自開発したab initio遺伝子軌道法を用い,ネットワーク情報を指標にlncRNAの包括的機能計算を行う。②研究分担者の合山は,スプライス・サイトを標的としたゲノム編集技術を用い,白血病細胞におけるlncRNAの網羅的機能解析を行う。本研究は独自性の高い研究であり,その成果は今後のlncRNA研究の指標となり,lncRNAを標的とした白血病治療開発の基盤となると期待される。
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研究成果の概要 |
lncRNAは、その多様な機能や相互作用に関してまだ未解明の部分があり、特に、造血器腫瘍との関連性を持つlncRNAについて、これまでに十分な研究がなされていない。本研究では、ab initio遺伝子軌道法を用いて、lncRNAの遺伝子ネットワーク構造および機能を解析し、造血器腫瘍に関連するlncRNAを特定した。特定されたlncRNAは、LINC00635、LINC00636、LINC01591の3つであった。これらのlncRNAは、細胞周期、DNA損傷修復、細胞移動および免疫応答に関与しており、造血器腫瘍の進行や治療において重要な役割を果たす可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究で、LINC00635、LINC00636、LINC01591の3つのlncRNAが造血器腫瘍との関連性が強いことが示された。これらlncRNAは、細胞周期、DNA損傷修復、細胞移動および免疫応答に関与しており、造血器腫瘍の進行や治療において重要な役割を果たす可能性がある。今後は、これらのlncRNAの機能を更に詳細に解析し、治療標的としての可能性を探るためのwet実験を進めていく予定である。この研究成果は、lncRNAの機能解析および造血器腫瘍の治療における新たな視点を提供するものであり、今後の研究に大きな貢献をすることが期待される。
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