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アレルギー性気道炎症局所における制御性T細胞の機能維持機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K08768
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

須藤 明  千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (50447306)

研究分担者 田中 繁  千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (30822051)
岩田 有史  千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (90436353)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードSox4 / c-Maf / Asthma / Treg
研究開始時の研究の概要

本申請研究では、Treg細胞特異的Sox4欠損マウスにおいて喘息モデルを解析することにより、「Sox4がTreg細胞においてGATA3とc-Mafの分解を促進することによりTreg細胞の抑制機能を阻害している」との仮説を検証し、その分子機構を解明することを目的とする。

研究成果の概要

アレルギー性気道炎症の抑制には制御性T(Treg)細胞の産生するIL-10が重要であり、転写因子c-MafがIl10遺伝子座に結合しIL-10の産生を正に制御することが示されているが、Treg細胞におけるIL-10産生制御の詳細は不明であった。本申請者は転写因子Sox4のC末端部位がプロテアソーム依存的なc-Mafの分解を促進し、Sox4欠損Treg細胞では転写因子c-Mafの発現とIL-10の産生が増強し、チリダニ誘発性気道アレルギー性炎症を惹起したTreg細胞特異的Sox4欠損マウスではTh2細胞分化が抑制され、気道の好酸球性炎症が抑制されることを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

気管支喘息は人口の約6%が罹患する最も有病率の高いアレルギー性呼吸器疾患である。吸入ステロイド薬に加え、IgE、IL-5、IL-4/IL-13, TSLPを標的とした抗体医薬が開発・臨床応用され、治療選択肢は増えたが、未だに治療困難な症例が多数存在する。本研究ではアレルギー性気道炎症局所に存在する制御性T細胞に発現するSox4がc-Mafの発現を抑制し、IL-10の産生を抑制することにより気管支喘息を増悪させることを明らかにした。これら結果は喘息の制御機構における新たな知見であり学術的・臨床的に意義の大きい研究と考えられる。

報告書

(1件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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