研究課題/領域番号 |
20K08777
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
右田 清志 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60264214)
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研究分担者 |
浦野 健 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (70293701)
古賀 智裕 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (90537284)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | インフラマソーム / Caspase-1 / IL-18 / 成人発症スチル病 / パイリン / 補体 / C5a / IL-1β / 単球 / 自然免疫 / パイソン / IL-IB / 自己炎症 |
研究開始時の研究の概要 |
世界で最も患者数の多い遺伝性自己炎症疾患である家族性地中海熱(FMF)はMEFV遺伝子の異常で発症するが、MEFVがコードするパイリンの役割は不明であった。近年パイリン自体が活性化されインフラマソームを形成し自己炎症を誘導することが示唆されている。このパイリンインフラマソームの活性化には、MEFV遺伝子異常だけでなく、マイクロバイオームなど環境因子の関与も示唆されている。本研究では、遺伝要因であるMEFV遺伝子異常とこれら環境要因の相互作用を明らかにし、遺伝要因/環境要因によるパイリンインフラマソーム活性化メカニズムを解明しFMFの病態解明とパイリンを標的とした炎症制御法の開発を行う。
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研究実績の概要 |
インフラマソーム活性化が病態の中心である成人発症スチル病においてインフラマソーム活性化で誘導されるCaspase-1とIL-18の産生に関して解析した。AOSDにおいて疾患活動性指標、血清 フェリチン値と血清Caspase-1は強い相関を認めた。さらにAOSD活動期のみ血清中に活性型のCaspase-1(cleaved Caspase-1)が検出された。以上の結果より自己炎症性疾患においてインフラマソーム活性化が実際の疾患の活動期に生じていることを明らかにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
インフラマソームの活性化が自己炎症疾患の炎症病態と密接に関連していることを証明した。
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今後の研究の推進方策 |
現在、論文投稿中
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