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ドーパミン受容体を介する肺線維化の病因機序の解明と新規治療薬の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K08778
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

川人 豊  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50336731)

研究分担者 中村 誠宏  京都薬科大学, 薬学部, 准教授 (20411035)
細木 誠之  京都薬科大学, 薬学部, 准教授 (30433254)
河野 正孝  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (60405256)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード肺線維症 / ブレオマイシンマウスモデル / ドーパミン / ブレオマイシン / ドーパミン受容体 / 肺繊維症
研究開始時の研究の概要

有効性の高い治療薬が少なく難治性である間質性肺炎は、現状の日常臨床で予後不良の臓器障害として大きな問題になっている。近年、神経伝達物質とその受容体が様々な細胞に存在して、生理機能や生体防御反応に関与している事が近年注目されており、ドーパミンがT-リンパ球とBリンパ球間の相互作用を増強させることが報告されている。本研究では、ドーパミンとその受容体の肺線維化に関与する病因機序を解明し、その関連分子を明らかにして、間質性肺炎治療の新たな分子ターゲットを検出し、創薬の開発の基礎研究を行う。

研究成果の概要

本研究では、マウスの経気管支的ブレオマイシン肺線維症モデル用いて、肺線維化進行時の気管支肺胞洗浄液でドーパミン産生が増加し、また、肺線維化組織にドーパミン合成酵素とその受容体が存在し、病因に関与することを示した。また、線維芽細胞株を用いて、TGF-β刺激によりαSMA発現するMyofibroblastへの分化を抑制するドーパミン受容体を介する天然由来成分を特定した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでドーパミンの肺での存在やその受容体の肺組織での局在は明らかにされておらず、ドーパミン受容体を介した肺線維化抑制の詳細な作用機序は不明であった。本研究では、ブレオマイシン肺線維症マウスモデルで、肺の線維化病態でのドーパミンとその受容体の存在を明らかにし、培養肺線維芽細胞を用いて、ドーパミンの受容体を介した線維芽細胞から筋繊維芽細胞の分化抑制する物質を特定した。これら知見と単離物質は今後、肺線維症の治療薬の開発につながる事が期待される。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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