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TLR10の多様性に注目した胃がん発がん機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 20K08824
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54030:感染症内科学関連
研究機関札幌医科大学

研究代表者

永島 裕之  札幌医科大学, 医学部, 研究員 (90592840)

研究分担者 山本 聡  札幌医科大学, 医学部, 助教 (10588479)
加藤 淳二  札幌医科大学, 医学部, 教授 (20244345)
白石 宗  札幌医科大学, 医学部, 助教 (70725168)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードToll like receptor / LPS / Helicobacter pylori / Anti-inflammatory / toll like receptor 10 / H. pylori LPS / 常在菌 / 胃がん / TLR10 / 腸内細菌 / Lipid A / ピロリ菌 / toll-like receptor 10 / 自然免疫 / Lipopolysaccharide
研究開始時の研究の概要

申請者のこれまでの研究によってH. pylori感染の疫学調査をする中でTLR10が炎症反応の違いを生み出し、胃がん発生に関与している可能性を示唆する結果を得た。
本研究ではTLR10のリガンドの同定、胃がん発症リスクアレルを同定し、H. pylori はTLR10によってどのように認識され宿主免疫応答を誘導し、慢性炎症や胃がんの発生に寄与するのかについて解析を行う

研究成果の概要

Helicobacter pylori(H. pylori)のLPSの構造に注目し、Toll like receptor 10に認識されることを報告してきた。TLR10はH. pylori感染において胃がん発症、胃炎の程度に影響を及ぼすことを証明した。またその他のTLRと違いTLR10からのシグナルはAnti inflammatoryな反応を示すことを証明した。H. pyloriのLPS以外にもBacteroides属、Akkaremansia属などでも同様の反応を示すことを証明した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

LPSは菌の種類によって多様な形態をとるが、常在菌におけるLPSに共通の構造がTLR10に認識されている可能性を示唆する結果を得た。これまでの不明とされていたTLR10のリガンドは、実は体内に多量に存在しており、その免疫反応もAnti-inflammatoryな反応が中心であった。学術的な意義としては今後IBSやirAE腸炎などの治療薬の開発につながる可能性を示唆する結果と考えている。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] PERCENTAGE OF BACTEROIDES SPEICIES IN MICROBIOME AFFECT THERAPEUTIC EFFICACY OF IMMUNE CHECKPOINT INHIBITORS FOR HEPATOCELLULAR CARCINOMA.2024

    • 著者名/発表者名
      Hiroyuki Nagashima, Masahiro HIrakawa, Tamotsu Sagawa
    • 学会等名
      DDW2014 Washinton D.C.
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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