研究課題/領域番号 |
20K08891
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
木村 俊秀 静岡県立大学, 薬学部, 准教授 (60404373)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 糖尿病 / インスリン / エンドサイトーシス / Gタンパク質 / Rab27a / 膵B細胞 / シグナル伝達 / プロテオーム / タンパク質 / 低分子量Gタンパク質 |
研究開始時の研究の概要 |
増え続ける糖尿病に対する新しい治療法を開発するためには、インスリンが分泌されるメカニズムの解明が必要である。エンドサイトーシスは、インスリン分泌に関わった分子を分泌後に細胞内へ取り込むことで、分泌を終えた細胞が次のインスリン分泌に備えるために必須の過程である。一方、インスリンの放出過程に比べて、その後に位置するエンドサイトーシスに関する知見は皆無である。本研究では、エンドサイトーシスの制御機構を分子レベルで解析する。本研究は、新しい糖尿病治療薬を開発する基盤研究に位置付けられる。申請者は、この治療薬を既知の分泌促進薬と併用することで、長期にわたる適切なインスリン分泌が実現できると考えている。
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研究成果の概要 |
インスリンは、血糖値の上昇に応じて分泌される血糖降下ホルモンであり、その分泌異常が糖尿病の病因のひとつである。インスリン分泌後の過程に位置付けられるエンドサイトーシスは、適切なインスリン分泌を行う上で必須であるが、その知見は未だ乏しい。本研究ではARNOに着目し、その新たな結合候補タンパク質との結合特性や役割を解析することでエンドサイトーシスの開始シグナルの解明を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SU薬に代表されるこれまでの糖尿病治療薬は、インスリンの開口放出を促進するが、放出後のエンドサイトーシスには影響を及ぼさない。そのため、治療薬投与後の細胞では、インスリン分泌細胞の疲弊をひきおこす。本研究は、エンドサイトーシスをターゲットとした新しい糖尿病治療薬を開発する基盤となる。申請者は、この治療薬を既知の分泌促進薬と併用することで、長期にわたる適切なインスリン分泌が実現できると考えている。
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