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脱細胞・再細胞による再生医療と異種移植によるハイブリッド気道移植モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K08983
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

渡邉 洋之助  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (30457551)

研究分担者 土谷 智史  富山大学, 学術研究部医学系, 特命教授 (30437884)
永安 武  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80284686)
佐原 寿史  鹿児島大学, 総合科学域総合研究学系, 准教授 (90452333)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード異種移植 / 再生医療 / 脱細胞 / 脂肪幹細胞 / 気管移植 / 免疫抑制治療 / 拒絶抑制
研究開始時の研究の概要

ブタ由来脱細胞肺骨格をサルの細胞で再細胞化する臓器再生モデルで、脂
肪幹細胞ADMSCのもつ再生効果・拒絶抑制効果とCD47-SIRPα経路の制御による免疫抑制効果の組み合わせにより、生着延長効果を検討するという、ハイブリッド異種肺移植・再生医療の研究である。ブタ脱細胞骨格を用いた再生気管・肺を霊長類で長期機能・生着させる新たな戦略として、ADMSC とSIRPαのグラフト生着増強効果を解明する。異種移植と再生医療の融合による新たな移植・再生医療の研究であり、その中でも大動物モデルにおけるADMSCの肺再生・拒絶抑制効果の検討と、再細胞化臓器に対してのSIRPαの拒絶抑制効果の検討を行う。

研究成果の概要

まず、脂肪幹細胞単回投与群において拒絶の減弱と気道上皮再生の傾向が認められた。このため、さらなる効果が得られることを目的として、複数回の脂肪幹細胞投与を行うこととした。この結果、脂肪幹細胞投与群において、細径気管支鏡による観察から、気道上皮の再生およびブタ由来グラフトがサル気管内において生着・癒合していることが確認され、病理学的検査により、上皮化が確認された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ブタ・サル間の大動物移植モデルにおいて脱細胞化されたブタ臓器骨格をレシピエントのサル由来のADMSCと上皮細胞で再細胞化し、さらにADMSCとを全身投与することで、超急性・急性拒絶を抑制し、かつ気道の再生を促すことにより生着期間が延長されることが確認されたことにより、移植臓器不足の解消につながる異種移植と再生医療分野における新たな治療戦略としての臨床応用が期待される。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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