研究課題/領域番号 |
20K09005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
清水 智治 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70402708)
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研究分担者 |
谷 眞至 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (60236677)
三宅 亨 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (70581924)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 大腸癌 / FAPα / バイオマーカー / 癌転移 |
研究開始時の研究の概要 |
Fibroblast activation protein α(FAPα)はセリンプロテアーゼ ファミリーに属する細胞 膜蛋白質であり、分解酵素として重要な機能を果たす。これまでに癌間質のFAPαの発現が 癌患者の予後不良因子であると報告されている。一方で、癌細胞に発現するFAPαがどのように予後に関与しているかについては明らかでない。本研究はFAPα遺伝子改変癌細胞株を作成し、癌細胞にお けるFAPαの機能解析を行うことを目的とする。FAPαの病理学的機能と分子生物学的役割を 明らかにし、FAPαに依存した癌周囲環境を含めた相互作用を解明することで、新たな癌治 療へと繋ぐ研究である。
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研究成果の概要 |
Fibroblast activation protein α(FAPα)はセリンプロテアーゼ ファミリーに属する細胞膜蛋白質であり、分解酵素として重要な機能を果たす。αSMAなど と同様に癌関連線維芽細胞のマーカーとして用いられる。これまでに癌間質のFAPαの発現が癌患者の予後不良因子であると報告されている。これまでに、癌細胞に発現するFAPαがどのように予後に関与しているかについては明らかでなく、本研究はFAPαの発現による癌や間質などがん微小環境への影響と臨床への影響などについて検討をおこなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大腸癌は、2017年の女性における死亡原因の1位であり、対策が必要な疾患の一つである。大腸癌において遺伝子変異の重要性などが明らかになっているがFAPαに関しては未だ十分ではない。生体内では癌と間質ではFAPαは異なった役割を果たしている可能性があり、大腸癌におけるFAPαを明らかにすることで癌の治療やバイオマーカーの開発につながる可能性がある。
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