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膵管内乳頭粘液性腫瘍の進展を担う分子機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K09025
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関旭川医科大学

研究代表者

今井 浩二  旭川医科大学, 医学部, 講師 (10516420)

研究分担者 水上 裕輔  旭川医科大学, 医学部, 教授 (30400089)
唐崎 秀則  医療法人徳洲会札幌東徳洲会病院医学研究所, 外科的消化器病疾患研究部, 客員研究員 (50374806)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードIPMN / 膵癌 / 病理マッピング / ゲノムプロファイリング / Visium空間トランスクリプトーム解析 / 膵管内乳頭粘液性腫瘍 / 浸潤 / 分子機構
研究開始時の研究の概要

本研究では、浸潤癌を含まないIPMN症例に解析の対象を拡大し、これらの遺伝子変異・発現情報を得て「浸潤癌を発生しやすいIPMN」の特徴を明らかにする。ひとかたまりに見える嚢胞も多くはポリクローナルな病変であり、潜在的に悪性度の高い「領域」の特性を明らかにすることにより、IPMN治療・サーベイランスの新戦略を提案する。

研究成果の概要

本研究では膵IPMNの外科切除材料を用い、病理マッピングと多領域シーケンシングによる遺伝子変異の分布解析を行い、浸潤癌を発生しやすいIPMNの特徴を明らかにすることを目的とした。全割標本を上で組織学的異型度や上皮亜型の異なるコンポーネントに分け、肉眼的正常膵に分布する微小病変を含めサンプリングし、ターゲットシーケンスを行った。その結果、少数の変異マーカーによって各領域におけるクローン類縁性と、空間分布の推定が可能であった。今後、腫瘍性病変の組織学的異型度が増す過程で、少数のドライバー変異では説明のつかない遺伝子発現が悪性化のトリガーとなっている可能性を念頭に空間発現解析による検証を進めたい。

研究成果の学術的意義や社会的意義

膵管内乳頭粘液性腫瘍を含む膵嚢胞性疾患は膵癌の危険因子とされるが、その多くが臨床的には良性と考えられる。本腫瘍の悪性化機構の理解を通じて悪性化しやすい病変の特性を定義することは、膵癌の早期診断はもとより、外科切除の適応と時期を適切に判断する根拠を提示し、このことは国民の健康福祉の観点から大きな意義がある。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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