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KLF5が形づくる三次元ゲノム構造の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K09077
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

大塚 正久  大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (20597455)

研究分担者 山本 浩文  大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (30322184)
横山 雄起  大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (60615714)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードKLF5 / 三次元ゲノム構造 / 癌幹細胞
研究開始時の研究の概要

KLF5はジンクフィンガー転写因子であり、特定の癌 (消化器腺癌や扁平上皮癌) で発現亢進していることが報告されている。また、大腸癌においては癌幹細胞マーカーとしての可能性も示唆されている。私達はこれまでの研究でKLF5タンパクがゲノムの三次元構造の構築に関わっている可能性を見いだした。本研究では先進的なゲノム解析技術を用いてKLF5タンパクによって形成される三次元ゲノム構造を明らかにする。

研究成果の概要

本研究では、転写因子KLF5タンパクによって形成される三次元ゲノム構造を標的とした新たな癌治療法の開発に繋げることを目的として、in vitro enChIP 法などのゲノム解析技術を用いた詳細な検討を行った。その結果、癌の悪性化や幹細胞性に関与するとされる遺伝子Aのプロモーター領域が様々な癌で高発現が報告されているNR2F2遺伝子のプロモーター領域と三次元的に結合しており、両遺伝子の発現が協調的に制御されている可能性を示唆する結果を得た。

研究成果の学術的意義や社会的意義

三次元ゲノム構造を介した遺伝子発現制御メカニズムは近年着目されており、三次元ゲノム構造を標的とした癌治療法は新たなアプローチとなりうる。
KLF5タンパクは消化器癌や扁平上皮癌などの種々の癌種で発現が亢進しており、幹細胞性との関連も報告されていることから有望な治療標的であり、本研究で取り組んだKLF5タンパクによって形作られる三次元ゲノム構造を介した遺伝子発現制御メカニズムの解明は新たな治療法の開発につながると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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