研究課題/領域番号 |
20K09121
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
|
研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
木村 圭一 金沢大学, 附属病院, 助教 (50372488)
|
研究分担者 |
飯野 賢治 金沢大学, 附属病院, 講師 (60595453)
上田 秀保 金沢大学, 附属病院, 助教 (50743449)
|
研究期間 (年度) |
2020 – 2022
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 大動脈解離 / ステントグラフト |
研究開始時の研究の概要 |
合併症を伴わない急性B型大動脈解離に対しても、遠隔期の大動脈瘤形成を防ぐため、予防的ステントグラフト(TEVAR)という概念と選択肢が加わったが、中枢側のprimary entry閉鎖だけでは末梢のre-entryを介した解離腔への残存血流が問題となる。腹部分枝近傍のre-entryの制御は解剖学的制約からTEVARのみでは困難である。本研究では、以前に申請者の施設で開発・臨床応用していた自作ステントグラフトを改良し、1)大動脈解離急性期においてre-entryを確実に閉鎖し、2)任意のポイントで腹部分枝再建が可能で、3)内膜損傷を来しにくいステントグラフトの開発を目指す。
|
研究実績の概要 |
本研究では、本邦において2007年に企業性ステントグラフトが保険収載される以前に、申請者の施設で開発・臨床応用していたMatsui-Kitamuraステントグラフト(MKSG)を改良し、大動脈解離急性期においてre-entryを確実に閉鎖し、任意のポイントで腹部分枝再建が可能で、内膜損傷を来しにくいステントグラフトの開発、を医工連携にて目指すことを目的とする。 直径20mm、長さは10cm、網目状構造の大きさが4mmのMKステントを準備した。グラフトに関して、スリット間隔が1mm、2mm、4mmの3種類を作成し、上記ステントに組み合わせた。 本研究の流体解析方法として粒子画像速度計測法(PIV)を用いた。今回、測定に関する基礎実験(条件設定)を行った。トレーサー粒子として赤血球と同じ比重の粒子を使用した。直径(内径)18mm、1分枝(3mm)のシリコンモデルを作成し、本幹にステントグラフトを挿入。各種条件を変え、PIV測定に関する条件設定を行った。PIVによる条件設定確定により、ステントグラフトを改良し、動物実験を行う予定であった。
|