研究課題/領域番号 |
20K09125
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
池田 義 京都大学, 医学研究科, 准教授 (40281092)
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研究分担者 |
川東 正英 京都大学, 医学研究科, 助教 (00837700)
山崎 和裕 京都大学, 医学研究科, 講師 (50464227)
升本 英利 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 上級研究員 (70645754)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | マイクロRNA / ドラッグデリバリーシステム |
研究開始時の研究の概要 |
近年、マイクロRNA(miRNA)が多くの生物学的プロセスにおいて重要な役割を果たし、 様々な疾患の発症、病態進行にも深く関与していることが明らかとなってきた。心臓血管外科領域においてmiRNAをターゲットにした治療的介入を実現するためには、疾患動物モデルを用いた有効性および安全性の検証が必要である。 我々は本研究において、大動物心血管疾患モデルを用いて、miRNAの効率的導入による新 たな治療法開発における技術的基盤となる知見を得ることを目的とする。
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研究成果の概要 |
心臓血管外科手術時の心臓の低酸素・虚血灌流障害を再現するため、In vitroにおける低酸素障害再現モデルを確立した。この低酸素障害再現モデルを用いて、ヒトiPS細胞由来心筋細胞に対する虚血再灌流培養実験を行い、心筋アポトーシスを誘発すると報告されている転写因子であるEgr-1の高発現とアポトーシスの誘導をシグナル定量法、免疫染色、RNAシーケンス解析などにより確認した。次にErg-1に対するRNA干渉によるアポトーシス抑制を確認し、さらにEgr-1に相補的配列を有するmiRNA-124-3pを用いて、ヒトiPS細胞由来心筋細胞の虚血再灌流に伴うアポトーシスを抑制しうることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、マイクロRNA(miRNA)が多くの生物学的プロセスにおいて重要な役割を果たし、様々な疾患の発症、病態進行にも深く関与していることが明らかとなってきた。心臓血管外科領域においてmiRNAをターゲットにした治療的介入を実現するためには、疾患モデルを用いた有効性および安全性の検証が必要である。我々は本研究において、In vitro心血管疾患モデルを用いて、miRNAの効率的導入による新たな治療法開発における技術的基盤となる知見を得ることができた。この結果は今後の動物心疾患モデルにおけるアポトーシス抑制の実証を経て、心臓血管外科領域の虚血再灌流障害抑制に寄与する基礎的知見となりうる。
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