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硫化水素代謝物チオ硫酸による心筋ミトコンドリア保護効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K09198
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

徳田 賢太郎  九州大学, 大学病院, 助教 (10419567)

研究分担者 赤星 朋比古  九州大学, 医学研究院, 准教授 (20336019)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードチオ硫酸 / ドキソルビシン / ミトコンドリア / 心筋障害
研究開始時の研究の概要

チオ硫酸は、ガス状生理活性物質である硫化水素が生体内で代謝されて生じる。チオ硫酸には、生体・臓器・細胞に対する様々な保護効果が報告されているが、その作用メカニズムの解明が進められている。本研究では、抗がん剤による心毒性に対して、チオ硫酸がミトコンドリアを介した細胞保護・心臓保護効果を発揮するかを解明することを目的とする。

研究成果の概要

酸化ストレスによって心筋障害をきたすドキソルビシン(DOX)誘導性心不全モデルにおいて、チオ硫酸が心筋保護効果を発揮するメカニズムの首座がミトコンドリア機能を維持することにあるという仮説を検証した。新規画像技術であるDynamic Nuclear Polarization(DNP)-MRIを用いて、心臓でのレドックス代謝の変化を可視化することに成功した。しかしながら、チオ硫酸による心筋保護作用がミトコンドリアを介して発揮されるという仮説を証明することはできなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

強力な抗がん剤として広く用いられているドキソルビシンは、用量依存性に心筋障害を生じることが知られてお
り、総投与量が制限されることから治療効果として限界がある。我々はこれまでにチオ硫酸ナトリウム投与によって、ドキソルビシンによる心筋障害抑制効果が見られることを示しており、次の段階としてその作用メカニズムの作用点を証明しようとした。残念ながら当初掲げた仮説を証明することはできなかったが、別の作用点を探っていくことで、ドキソルビシンを用いた抗がん剤治療を今後より効果的に行える可能性があると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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