• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

α2δリガンドの作用機序の解明、特に上位中枢との関連

研究課題

研究課題/領域番号 20K09222
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関埼玉医科大学 (2022)
熊本大学 (2020-2021)

研究代表者

山本 達郎  埼玉医科大学, 医学部, 客員教授 (20200818)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードα2δリガンド / 鎮痛 / 鎮静 / 作用部位 / α2δ-1受容体 / ホルマリンテスト / 炎症性疼痛 / 鎮静効果 / 脊髄 / 上位中枢 / 背側縫線核 / 傍小脳脚核 / 情動
研究開始時の研究の概要

今回の研究の目的は上位中枢、この中でも特に背側縫線核と傍小脳脚核に着目し、神経障害性疼痛に対する背側縫線核と傍小脳脚核を介するα2δリガンドの鎮痛効果のメカニズムを、特に情動に着目して検討するとともに、新たな鎮痛戦略を検討することにある。

研究成果の概要

新規のα2δリガンドであるミロガバリン(MG)を用いて、鎮痛作用の作用部位と鎮静作用(投与後の移動距離にて評価)の作用部位の違いを検討した。MGは経口投与1時間、2時間では鎮痛効果を示さないが4時間後に鎮痛効果を発揮した。移動距離は経口投与1時間、2時間、4時間で減少した。髄腔内投与では鎮痛効果を示したが、移動距離には影響しなかった。脳室内投与では鎮痛効果は見られなかったが、移動距離は減少した。このことから、鎮痛効果は脊髄で、鎮静作用は上位中枢を介することが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

α2δリガンドは、神経障害性疼痛の治療薬として広く使用されている。しかしながら、副作用として「めまい」・「ふらつき」などの鎮静作用があるため、慎重な使用が求められている。今回の研究で、鎮痛作用と副作用としての鎮静作用で作用部位が異なることが示され、より副作用の少なく、鎮痛効果の高い薬物の開発の可能性を示すことが出来た。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Analgesic characteristics of a newly developed α2δ ligand, mirogabalin, on inflammatory pain2022

    • 著者名/発表者名
      Komatsu S, Nakamura S, Nonaka T, Yamada T, Yamamoto T
    • 雑誌名

      Molecular Pain

      巻: 17 ページ: 1-10

    • DOI

      10.1177/17448069211052167

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi