研究課題/領域番号 |
20K09276
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
吉田 徹 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (70265601)
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研究分担者 |
藤谷 茂樹 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (50465457)
内藤 貴基 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (30814628)
谷井 梨美 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (10836258)
橋本 悟 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90167578)
山崎 正記 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20771520)
木村 哲也 京都府立医科大学, 医学部附属病院, 臨床検査技師 (10874307)
北野 夕佳 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (90621392)
保科 ゆい子 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 研究員 (20875885)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | Early warning score / modified EWS / EWS情報収集システム / Rapid response system / CCOT / MEWS / EWS算出/表示システム / Modified EWS / RRS自動起動 / Track and Trigger / 機械学習 / 多施設観察研究 |
研究開始時の研究の概要 |
Rapid response system (RRS)は病院内の一般病棟で発生する入院患者の状態悪化に対して早期に集中治療部門を関与させる事により、予期せぬ患者重症化・死亡の未然防止を意図するシステムである。RRSには患者モニタリングを常に行い、必要と判断されたら自動的に起動する”track and trigger”のシステムが重要である。 そのため、一般病棟患者を客観的・経時的にモニタリングし、ICU部門からの能動的・自動的なRRS起動するための新たなシステムを導入した上で、どのようなシステムが優れているかの比較検討、および、多施設におけるその標準化が求められており、これについて検証を行う。
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研究実績の概要 |
聖マリアンナ医科大学病院にて、2019年9月からNEC電子カルテ、2023年1月から日本光電DashboardによるModified EWS(MEWS)システムの運用とそれに基づいたCCOTおよびRRS運用が行われており、データ集積および解析を継続している。また、このシステムを計16施設に導入して運用を開始し、データ集積を開始した。Track and Triggerによる自動的RRS起動システム開発・多施設検証を目的とする本研究においては、自動的RRS起動を可能とするEWSシステムの開発と多施設への導入を行う事が研究の大きな柱となる。その上で、多施設からのデータを集積し、そのデータの検証によりTrack and Triggerが可能である事を示す事、EWSシステムによるRRS起動が有効であること、さらに、Track and TriggerによるRRS起動が、RRS対象となった患者様の予後改善だけでなく、病院全体の一般病棟入院患者の予後を改善する事を示す事を示すのが目標である。この目標のために研究を進行させているが、今年度については、コロナ禍による遅れの影響はあるものの、EWSシステム(EWS算出/表示システムとEWS情報収集システム)により計14施設から本格的解析用のデータを取得する事ができ、そのデータのクリーニングと解析を開始する事もできた。この解析は、2023年中に学会発表・論文投稿を予定している。特に、EWSシステム(EWS算出/表示システムとEWS情報収集システム)のさらに多くの施設への導入により、より多数のデータを集積し、上記の目的に沿って主解析だけでなく種々の条件による層別解析や、エンドポイントをプライマリーだけでなくセカンダリーを設定する事により解析の種類を増やす事を考慮する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
聖マリアンナ医科大学病院、川崎市立多摩病院、横須賀市立うわまち病院など、EWSシステム(EWS算出/表示システムとEWS情報収集システム)の確立が完成した14施設からEWS情報収集システムによるデータ収集を開始・進行中であり、並行して収集したデータについてのデータクリーニングを開始、進行中である。データ解析も進行中であり、聖マリアンナ医科大学病院・川崎市立多摩病院のデータを使用して行った予備解析の結果は、2022年度中に学会発表(臨床モニター学会・救急医学会・集中治療医学会)を行った。14施設から多施設データとして収集されたデータから順次データクリーニング・解析を開始しており、2023年度中に学会発表・論文投稿を予定している。
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今後の研究の推進方策 |
EWSシステム(EWS算出/表示システム・EWS情報収集システム)の導入を可能な限りさらに多くの施設に進め、それにより、より多くの解析データの集積を図る。また、2施設のデータによる予備的解析の結果(学会発表済み)を踏まえ、多施設データにおけるデータクリーニングと統計解析と結果の導出方法について改良を試みる。この結果を踏まえ、より多数のデータ集積による、層別解析や、プライマリーだけでなくセカンダリーエンドポイントを考慮して多変量解析や傾向スコアマッチングを行うなど解析の種類を増やす事を考慮する。これらのうち、MEWSと予後との関連について解析が終わったデータから順次学会発表、論文化を行う予定で進行中である。
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