研究課題/領域番号 |
20K09379
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
河野 隆幸 久留米大学, 医学部, 講師 (50448536)
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研究分担者 |
森岡 基浩 久留米大学, 医学部, 教授 (20295140)
坂田 清彦 久留米大学, 医学部, 准教授 (90368936)
折戸 公彦 久留米大学, 医学部, 講師 (50597408)
吉富 宗健 久留米大学, 医学部, 助教 (80529462)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | もやもや病 / バイパス術 / 脳血行再建術 |
研究開始時の研究の概要 |
浅側頭動脈を用いたバイパスなどの脳血行再建術は、もやもや病の虚血症状の改善に有用である。一方、血行再建術後には過灌流や一過性神経症状の出現が報告されており周術期管理は厳格に行われる必要がある。 血行再建術に伴う脳循環の変化は、過灌流や手術手技に依らない周術期合併症、特に脳梗塞を引き起こす可能性がある。現在までに術後の循環動態変化を予測する試みが行われているが十分ではない。 我々はバイパス術中に起こる変化を客観的に評価できる指標を見出すことが重要であると考えた。 バイパス術後の脳表や静脈などの色調の変化を客観的に評価し、術後の脳梗塞や過灌流などの有害事象の予測に利用することができるかを明らかにする。
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研究実績の概要 |
浅側頭動脈を用いた直接バイパス術などの脳血行再建術は、もやもや病の虚血症状の改善に有用であることが証明されており、また脳出血の二次予防に関しても有効性が報告されている。一方、血行再建術後には過灌流や一過性神経症状の出現が報告されており周術期管理は厳格に行われる必要がある。 周術期合併症は脳血行再建術の重要な予後因子となり、その発生を検討した解析では、その原因は技術的な問題ではなく、対象患者のhemodynamic fragility と手術侵襲のため、つまり手術適応の選択や周術期管理の問題とされている。 研究者らは直接バイパス術中の吻合前後で脳表の静脈の色調が変化することを見出し、吻合術後に静脈がred vein化する症例は、術後の脳梗塞発症のリスクになることを報告している。このことより、バイパス術後の脳表や静脈などの色調の変化を客観的に評価し、術後の脳梗塞や過灌流などの有害事象の予測に利用することができるかを明らかにする。 本研究における脳表や静脈の色調の変化を測定するには、分光色彩照度計を使用した。開頭術において脳表の色調の数値化を行った。手術室の照明の設定、分光光度計の設定は6000Kで行い、色調のR9で行うことにした。さらに術中動画をコンピューターのモニターディスプレイに出力しその画面を測定する方法を行っている。 現在、モヤモヤ病や動脈硬化による内頚動脈閉塞症のバイパス術での症例の蓄積を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
現在症例の蓄積を行っているが、手術適応の対象症例の数が少なく、症例蓄積に難渋している。
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今後の研究の推進方策 |
新たな解析方法をみいだして、症例の経過との関連を検討する。 症例の画像は蓄積されているため、パラメータや解析条件が決定すると以後の解析はスムースに進むことが期待される。 症例の蓄積を行い統計学的に解析する。
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