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交流磁場による新規神経膠芽腫治療の確立

研究課題

研究課題/領域番号 20K09396
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関横浜市立大学

研究代表者

山本 哲哉  横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (30375505)

研究分担者 末永 潤  横浜市立大学, 医学部, 講師 (30610365)
秋本 大輔  横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 助教 (90846718)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード悪性神経膠芽腫 / 交流磁場 / 物理的刺激 / glioblastoma
研究開始時の研究の概要

我々は先行研究で、非接触性を特徴とする交流磁場治療の開発を行なっており、その基礎となる代謝阻害薬の増強効果の発見や腫瘍細胞への増殖抑制効果,治療装置に関する特許を取得した。さらに、AMED 医療分野研究成果展開事業/先端計測分析技術・機器開発プログラムの課題として「交流磁場のもつ抗腫瘍効果を応用した医療機器の開発」の採択をうけ、2021年度末をめどに前臨床装置の開発を目指している。本研究では、神経膠芽腫に対する交流磁場治療の確立を目指し、重要な治療標的である腫瘍幹細胞における交流磁場の増殖抑制効果とその分子機構を解明し、臨床へのトランスレーションに繋げていきたい。

研究成果の概要

放射線治療や化学療法抵抗性の強い悪性神経膠芽腫に対して、交流磁場を用いた新たな治療法の開発を進め、実臨床に向けた機器の詳細な規格の作成段階まで研究を進めることができた。再発の原因となり、治療抵抗性が高い非常にわずかながん幹細胞に対し効果の可能性がある幹細胞化への阻害作用やVIVOでの抗ワールブルグ効果と思われるメタボローム解析での代謝変化を確認できた。交流磁場という刺激の不安定性や機器の発熱に対する対策など臨床応用への課題が残っている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、放射線治療や化学療法抵抗性の強い神経膠芽腫に対して、物理学的刺激を用いた治療法が臨床応用されてきている。その代表が温熱治療や交流電場を用いたNOVOTTFがある。いずれも発熱による火傷や、全剃毛や長時間の装置の装着を必要とするなどデメリットもある治療である。我々の開発している治療器具は30分から1時間程度の照射を1週間に数回繰り返すことで治療効果を得られる低侵襲な装置となる可能性がある。

報告書

(2件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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