研究課題/領域番号 |
20K09430
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
渡邊 慶 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (40597671)
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研究分担者 |
古賀 寛 新潟大学, 医歯学総合研究科, 特任准教授 (20838601)
中村 和利 新潟大学, 医歯学系, 教授 (70207869)
大橋 正幸 新潟大学, 医歯学総合研究科, 特任准教授 (70706720)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 成人脊柱変形 / 腰痛 / 骨格筋減少 / ロコモティブシンドローム / コホート研究 / 骨格筋減少症 / フレイル / 脊椎アライメント / quality of life / 成人期脊柱変形 / 慢性腰痛 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、「腰曲がり」に代表される成人期脊柱変形(ASD)の地域住民大規模コホート研究(N=1,400,年齢50歳~)を立ち上げ、骨格筋減少症(サルコペニア)をはじめとした進行要因を解明する。具体的には、1.生体インピーダンス法による骨格筋量・筋力とスパイナルマウスを用いて評価する脊柱変形(脊椎アライメント)との関連を横断的および縦断的に解析する。また、一般健診およびフレイル・要介護評価の情報も収集し、2.脊柱変形の慢性難治性腰痛・QOLに与えるインパクトも解析する。本研究は、脊柱変形および慢性腰痛のリスク要因を包括的に解明することを目的とし、申請期間中ではベースライン調査を完了する。
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研究成果の概要 |
令和1~2年に新潟県阿賀野市で女性住民361名(平均年齢71.1歳)を対象に、また令和3年~4年に埼玉県行田市整形外科クリニックで女性患者289名(平均年齢73.1歳)を対象に、脊椎アライメント・運動機能・腰痛関連QOL、ロコモティブシンドローム(ロコモ)に関する評価を行った。 本調査で、腰痛とロコモの進行度との関連(Tashi H, et al. J Orthop Sci 2022)、脊椎アライメントの前傾化とロコモ度、腰痛関連QOLとの関連を明らかにした(Yahata M, et al. BMC Musculoskeletal Disord, 2023)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、成人脊柱変形とその要因として骨格筋減少やロコモとの関連に注目したコホート研究であり、脊柱変形進行の防止とQOLの改善を最終目標としている。本研究期間では、ベースライン調査を完了し、脊柱変形、慢性腰痛、ロコモとの関連を明らかにすることができた。今後これらのリスク要因をコホート研究で明らかにしてゆくことで、日本人の健康寿命の延伸に貢献するエビデンスを創出できる。
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