研究課題/領域番号 |
20K09432
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 大阪大学 (2021-2022) 京都大学 (2020) |
研究代表者 |
堀家 なな緒 大阪大学, 大学院生命機能研究科, 助教 (30589221)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 骨 / 軟骨 / エネルギー代謝 / 生理活性物質 / 血漿プロテオーム解析 / 質量分析 |
研究開始時の研究の概要 |
骨は体を支え、血中カルシウム調節を行う器官としか考えられなかったが、骨から分泌されるオステオカルシンが全身のエネルギー代謝に関与しているという見方が出てきた。一方、懐疑的な意見も存在し、オステオカルシンの生理的意義が確立されていない。 本研究では、新しく軟骨や骨から分泌され、他の臓器にシグナルを伝達し、エネルギー代謝、細胞増殖に影響する未発見の物質を探索する。 ヒトiPS細胞由来軟骨組織を移植したマウスにインスリン刺激をおこない、分泌される因子を同定する。 骨と他臓器の間をつなぐ生理活性物質を同定することは、エネルギー代謝・糖代謝の恒常性維持に関わる新たな機能解明につながるであろう。
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研究成果の概要 |
本研究では、新しく骨から分泌され、他の臓器にシグナルを伝達し、エネルギー代謝、細胞増殖に影響する未発見の物質を探索する。ヒトiPS細胞由来軟骨組織を移植したマウスにインスリン刺激をおこない、分泌される因子を同定することで、生理的意義の高い物質が検出されると期待できる。骨と他臓器の間をつなぐ生理活性物質を同定することは、エネルギー代謝・糖代謝に関わる新たな機能が解明される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
寿命の延伸が健康寿命の延伸に直結しないことは、超高齢社会において大きな問題となっている。加齢に伴う罹患疾患数の増加により、疾患相互の影響を考慮する必要性がある。近年、代謝疾患と骨粗鬆症の関係については、多くの知見が集積され、世界的な注目を浴びているが、両者の関係は,糖尿病等の患者が高齢化しているため、より一層重要である。 骨や軟骨は、身体を支えたり、カルシウムを貯蔵するだけでなく、内分泌臓器として機能する可能性がある。他臓器の間をつなぐ骨、軟骨生理活性物質同定することは、エネルギー代謝・糖代謝の恒常性維持に関わる新たな機能解明につながり、人類の健康に関わる大きな発見となる。
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