研究課題/領域番号 |
20K09468
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
木村 敦 自治医科大学, 医学部, 教授 (20364507)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 後縦靭帯骨化症 / ビタミンK / 頚髄症 / twyマウス / Vitamin K / Gla-rich protein / OPLL / twy mouse / マウス / Gla-rich Protein |
研究開始時の研究の概要 |
2020年度中に残余検体の追加計測を行う。また2020年から2022年度にかけてtwyマウスを用いた動物実験のデータを収集し、最終年度は論文投稿と追加実験を行うことを予定している。
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研究成果の概要 |
OPLL患者ではprothrombinとprotein CといったビタミンK依存性タンパク質の活性が対照群に比較して有意に低値であった。頚椎OPLLのモデル動物であるtwyマウスにビタミンKを補充したVKS群は、通常餌の対照群およびビタミンK欠損餌を与えたVKD群よりも有意に頚椎の異所性骨化が抑制され、歩行障害も軽度であった。血漿中のGRP濃度は、VKS群がVKD群よりも有意に高値であった。靭帯骨化巣周囲に集積する骨軟骨細胞には、GRPが豊富に発現していた。これらの所見は、ビタミンK補充がGRPを介して骨化伸展を抑制する新しい治療法となる可能性を示している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
OPLL患者に多い肥満や2型糖尿病患者では腸内細菌叢の変化等によってビタミンKが不足した状態にある可能性がある。こうした患者にビタミンKを補充することで靭帯骨化症の伸展を抑制できる可能性がある。
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