研究課題/領域番号 |
20K09469
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
中島 新 東邦大学, 医学部, 准教授 (60583995)
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研究分担者 |
赤津 頼一 東邦大学, 医学部, 講師 (20795190)
中川 晃一 東邦大学, 医学部, 教授 (30400823)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 関節リウマチ / 寛解予測 / バイオマーカー / 酸化ストレス / 活性酸素種 / 寛解 / 炎症性サイトカイン / 滑膜炎 / 再燃 |
研究開始時の研究の概要 |
細胞内で生じた活性酸素種 (reactive oxygen species, ROS)は生体の酸化的障害を引き起こし、様々な疾患発症の引き金となる。関節リウマチ (RA)の発症早期の病態的特徴は活動性滑膜炎であり、関節内の細胞でROSが産生され、滑膜増殖、関節破壊に関わっているが、ROSによる炎症の機序は不明である。本研究では、RA患者由来の滑膜、軟骨組織から得られた培養細胞および末梢血単球から分化誘導して得られたマクロファージを用い、1)IL-6, TNF-αの炎症下で発生するROSが滑膜増殖、関節破壊に関わる分子機構、2)非炎症下で細胞内ROSの蓄積による炎症再燃のメカニズム、を解明する。
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研究成果の概要 |
血中酸化代謝産物の総称reactive oxygen metabolites (ROM)が生物学的製剤投与中の関節リウマチ患者における、より厳しい寛解基準であるCDAI, SDAI, Booleanの予測因子になるかを検討した。多変量解析の結果、12週の血中ROM値は52週のCDAI, SDAI, Boolean寛解と関連した。ROC解析では、CDAI寛解のAUCは0.696, カットオフ値は389.5 U.Carr、SDAI, Boolean寛解のROMのAUCは0.737, カットオフ値は389.5 U.Carrであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から、生物学的製剤治療開始後12週の血中ROM値が52週後のCDAI, SDAI, Boolean寛解予測のバイオマーカーとなる可能性が示唆された。本研究の強みは、血中ROMがCRP, MMP-3などの既存のバイオマーカーよりもCDAI, SDAI, Boolean基準の寛解予測に優れている点を示せた点である。ROC解析では高い感度を示せなかったが、血中ROMをコントロールすることによってCDAI, SDAI, Booleanなどのより厳しい寛解基準を達成することが可能になると考えられる。血中ROM値の測定が、RA患者の寛解予測に有用なバイオマーカーとして臨床への応用が期待される。
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