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関節リウマチにおけるRNA分解酵素Regnase-1の発現および機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 20K09501
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構(臨床医学研究所 臨床医学研究開発部) (2021-2022)
京都大学 (2020)

研究代表者

伊藤 宣  公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構(臨床医学研究所 臨床医学研究開発部), クリニカルサイエンスリサーチグループ, 研究員 (70397537)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード関節リウマチ / Regnase-1 / バイオマーカー / 炎症制御 / RNA分解酵素
研究開始時の研究の概要

関節リウマチ(RA)において、
1)RA関節内の線維芽細胞様滑膜細胞などの各種細胞において、Regnase-1がサイトカインや組織分解酵素のmRNA decayを制御しているか
2)Regnase-1の発現および機能が疾患活動性や治療反応性にどのように関連しているか
について、RAの関節液および手術サンプルから得られる各種細胞における詳細な発現および機能解析と変形性関節症(OA)との比較検討および、RAの大規模コホートにおける臨床データとの縦断的な相関解析を用いて明らかにする。

研究実績の概要

外来通院中の関節リウマチ患者及び手術が必要な関節リウマチ患者と、変形性膝関節症患者の末梢血におけるRegnase-1の発現量を比較したところ、関節リウマチにおいて有意に減少していた。また関節リウマチ患者においてRegnase-1の転写後制御因子であるroquin-1、roquin-2の発現は減少しており、Regnase-1の標的遺伝子であるIL-1b、IL-6、Ptgs2の発現は亢進していた。さらにRegnase-1の発現は、関節リウマチの疾患活動性指標であるCDAIやDAS 28CRPと逆相関していた。
次にReggaes-1を標的とした炎症制御法の開発を目的として、以下の実験を行った。すなわち、Regnase-1の3'非翻訳領域を標的としたオリゴ核酸を二つ作成し(MO1、MO2)、これを用いてLuciferase活性を調べたところ、それぞれ、Luciferase活性を上昇させ、同時に加えると相加的に活性が上昇した。これはマウス骨髄由来マクロファージを用いたRT-PCR及びウエスタンブロットでも確認できた。これはRegnase-1の発現が安定したためと考えられた。次にマウス骨髄由来マクロファージにおいて、MO1とMO2を同時に加え、されにLPSで細胞を刺激して3時間後にqPCRで遺伝子発言を、24時間後にELISAでタンパク発言を確認した。その結果MO1及びMO2の同時添加は、Regnase-1の発現を上昇させ、IL-6、IL-1b、Tnfaの発現を減少させた。さらにMOをマウスのexoerunebtak aytiunnybe ebceogakutusモデルに投与すると、炎症は改善した。さらにRegnase-1標的MOは、ヒトのRA患者末梢血由来単球及び滑膜細胞において、Regnase-1発現を増強し、LPSに対するサイトカイン産生を抑制することを示した。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-12-25  

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