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アデノシン受容体シグナルに着目した低活動膀胱の病態生理解明と新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K09548
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関自治医科大学 (2022-2023)
国際医療福祉大学 (2020-2021)

研究代表者

高岡 栄一郎  自治医科大学, 医学部, 准教授 (50625340)

研究分担者 小島 崇宏  愛知県がんセンター(研究所), 腫瘍制御学分野, 研究員 (40626892)
根来 宏光  筑波大学, 医学医療系, 准教授 (80708595)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード低活動膀胱 / アデノシンレセプター / アニマルモデル / アデノシン受容体シグナル / 骨盤神経損傷 / アデノシン受容体 / コリンエステラーゼ阻害剤 / ラットモデル / アンメットメディスン / アデノシン / 骨盤神経損傷モデル
研究開始時の研究の概要

低活動膀胱の病態生理は不明であり確立された治療法は存在しない。本研究では、我々が新規確立した骨盤神経損傷による低活動膀胱モデルラット(PNC rat)を用いて、膀胱線維化、アデノシン受容体発現変化ならびに薬物介入効果を評価することで低活動膀胱の病態生理の解明をめざし、アデノシン受容体シグナルの役割を明らかにすることで新規治療法の探索を目指す。

研究実績の概要

低活動膀胱の病態生理は不明であり確立された治療法は存在しない。本研究では、我々が新規確立した骨盤神経損傷による低活動膀胱モデルラット(PNCラット)を用いて、膀胱線維化、アデノシン受容体発現変化ならびに薬物介入効果を評価することで低活動膀胱の病態生理の解明をめざし、アデノシン受容体シグナルの役割を明らかにすることで新規治療法の探索を目指す。これまでの研究から低活動膀胱モデルラットを再現し、モデル作成1週、1ヶ月、3ヶ月の膀胱機能を評価した。また、それぞれに対応した膀胱検体を採取し検体パネルを作成した。さらにモデル作成1週後の低活動膀胱亜急性期における膀胱組織のアデノシンレセプターサブタイプの発現変化を明らかにした。低活動膀胱モデルにおいてアデノシンレセプターサブタイプの発現に差を認めたため薬剤膀胱内注入による治療効果判定を予定している。また、さらなる治療標的の探索としてコリンエステラーゼ阻害剤の投与を行ったところ排尿筋収縮圧の上昇、排尿効率の改善を認めた。また、骨盤損傷を強く行うことで尿閉状態が維持される新規モデル動物の可能性も見出した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

膀胱機能評価として覚醒下膀胱内圧測定を行う予定であったがパワーラボの機材が故障、破損したため測定ができない状態であった。復旧のめどが立ったため研究継続予定である。

今後の研究の推進方策

シャム群、PNC群にアデノシンレセプターサブタイプのアゴニスト、アンタゴニストの膀胱内投与を行い、治療効果判定を覚醒下膀胱内圧測定によって評価予定である。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] 神経因性低活動膀胱モデル動物に対するアコチアミドの治療効果に関する検討2022

    • 著者名/発表者名
      高岡栄一郎、安藤高志、黒部匡広、稲井広夢、内田克紀、小野澤瑞樹、宮崎淳、西山博之、吉村直樹
    • 学会等名
      日本排尿機能学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] Effects of acotiamide in a rat model of detrusor underactivity induced by bilateral pelvic nerve crush injury2022

    • 著者名/発表者名
      Ei-ichiro Takaoka, Satoshi Ando, Toru Sugihara, Jun Kamei, et al.
    • 学会等名
      The 16th Pan-Pacific Continence society Meeting,
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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