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前立腺癌AR-V7標的遺伝子の同定を目的とした網羅的エピゲノム解析

研究課題

研究課題/領域番号 20K09572
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

今村 有佑  千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (10568629)

研究分担者 坂本 信一  千葉大学, 医学部附属病院, 准教授 (70422235)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード前立腺癌
研究開始時の研究の概要

去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)におけるアンドロゲン受容体(Androgen Receptor;AR)のリガンド結合部位が欠失したSplicing Variants、特にAR-V7の役割については不明な点が多い。そこでAR-V7標的遺伝子の解明およびCRPCに対する新たな治療戦略の設立を目的として、次世代シーケンサーを用いてRNA-seq法、ChIP-seq法により遺伝子発現およびAR結合部位、AR-V7結合部位、ヒストン修飾変化の統合解析を行い、AR-V7下流標的遺伝子とその制御を網羅的に同定、機能解析を行う。臨床検体における発現レベルと予後などの臨床情報を統合し、臨床的意義を探る。

研究成果の概要

前立腺癌の治療として去勢抵抗性前立腺癌にいたる分子機構の一つにアンドロゲン受容体(Androgen Receptor;AR)のリガンド結合部位が欠失したAndrogen Receptor Splicing Variant7(AR-V7)の異常発現が注目されているがAR-V7の役割については不明な点が多い。AR-V7標的遺伝子の解明およびCRPCに対する新たな治療戦略を目的とし、次世代シーケンサーを用いたRNA-seq法、ChIP-seq法により遺伝子発現およびAR、AR-V7結合部位、ヒストン修飾変化の統合解析を行い、AR-V7下流標的遺伝子を網羅的に同定、下流標的遺伝子の機能解析を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

去勢抵抗性前立腺癌におけるAR-V7発現は、AR増幅などとならびホルモン抵抗性の重要な機序の1つであるが、ARと共通する下流標的、ARとは異なる独自の下流標的など詳細な解明がなされておらず、その標的治療が未開発である。CRPCに対する新規ホルモン治療薬や抗がん剤治療薬が現在、臨床応用されているが、新たな治療抵抗性の獲得や副作用がしばしば問題となり、新たな治療戦略の確立が急務である。AR-V7の結合領域や周辺のエピゲノム変化、発現変化の統合的かつ網羅的解析によりこれまでとは全く異なる新たな治療戦略につながる可能性を有していたと考えられる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 4F2hcは、SKP-2を介して前立腺癌の進行を促進する2022

    • 著者名/発表者名
      坂本 信一、安西 尚彦、市川 智彦、Maimaiti Maihulan、杉浦 正洋、金坂 学人、今村 有佑、小宮 顕、金井 好克、池原 譲、金田 篤志
    • 雑誌名

      日本分子腫瘍マーカー研究会誌

      巻: 37 号: 0 ページ: 38-38

    • DOI

      10.11241/jsmtmr.37.38

    • NAID

      130008144976

    • ISSN
      2433-8575
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [雑誌論文] The heavy chain of 4F2 antigen promote prostate cancer progression via SKP-22021

    • 著者名/発表者名
      Maimaiti Maihulan、Sakamoto Shinichi、Sugiura Masahiro、Kanesaka Manato、Fujimoto Ayumi、Matsusaka Keisuke、Xu Minhui、Ando Keisuke、Saito Shinpei、Wakai Ken、Imamura Yusuke、Nakayama Keiichi、Kanai Yoshikatsu、Kaneda Atsushi、Ikehara Yuzuru、Ikeda Jun-Ichiro、Anzai Naohiko、Ichikawa Tomohiko
    • 雑誌名

      Scientific Reports

      巻: 11 号: 1 ページ: 11478-11478

    • DOI

      10.1038/s41598-021-90748-9

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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