研究課題/領域番号 |
20K09612
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
米山 剛一 日本医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90220772)
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研究分担者 |
新村 裕樹 日本医科大学, 医学部, 助教 (40740527)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | リキッドバイオプシー / 卵巣チョコレート嚢胞 / 卵巣チョコレート嚢胞癌化 / 腫瘍由来DNA / マイクロRNA / 癌化 / 悪性転化 / cell free DNA |
研究開始時の研究の概要 |
癌患者血液中に遊離する腫瘍由来DNAの変異解析や腫瘍特異的に血液中に出現するマイクロRNA等を利用するリキッドバイオプシーが注目を集めている。リキッドバイオプシーを用いたチョコレート嚢胞癌化に対する早期診断法の開発を試みる。チョコレート嚢胞癌化に関連する代表的な遺伝子変異としてKRAS、ARID1A、PIC3CA、CTNNB1等が挙げられる。方法は、患者血漿からDNAおよびRNAを抽出し、遺伝子変異解析に関しては分子バーコード法を利用した次世代シークエンサーで、また、miR200c-5p、miR141-5p等のマイクロRNAの発現解析には、リアルタイムPCRで評価し、早期診断法の確立を試みる。
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研究実績の概要 |
本年度は、サンプルの集積に重点を置いた。 基本的には、卵巣チョコレート嚢胞症例と卵巣チョコレート嚢胞悪性化症例の血液サンプルを集積した。 採取可能であった症例数は、全体で15症例であった。 15症例のなかで良性の卵巣チョコレート嚢胞症例が13例、卵巣チョコレート嚢胞悪性化症例が2例であった。 これらの、症例の血液から血漿を分離し、保存した。 ここまでが、本年度に行った研究実績の概要である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究期間がコロナ禍と重なったこと、並びに、研究参加の各病院において各々の倫理委員会に諮る必要があったことで実質的な症例のリクルートが本年度からになっとことで研究の進捗は遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
本年度、集積できた15症例のなかで良性の卵巣チョコレート嚢胞症例が13例の血漿、卵巣チョコレート嚢胞悪性化症例が2例の血漿からCtDNA(腫瘍由来のDNA断片)およびマイクロRNAを分離し、両者で異なるプロファイルを呈するものを同定する予定である。それらの結果を利用し、リキッドバイオプシーによる鑑別のシステムを構築する。
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