研究課題/領域番号 |
20K09613
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
熊澤 惠一 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (90444546)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 妊娠高血圧症候群 / 妊娠高血圧腎症 / プラバスタチン / sFlt-1 / PlGF / 初代継代細胞 / 予防 |
研究開始時の研究の概要 |
我々は今までに妊娠高血圧症候群のモデル動物を三種類作製した。これらのモデルマウスを用いてプラバスタチンによる妊娠高血圧症候群の予防効果の検討を行う。妊娠中の投与であることを考慮し、プラバスタチンの投与開始時期、投与量、投与期間をできるだけ負担の少ないものへとし、臨床研究へとつなげていく。
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研究成果の概要 |
我々は妊娠高血圧症候群の予防法夫雄としてスタチンに注目をして研究してきた。本研究ではプラバスタチンを妊娠高血圧症候群の予防のために用いる際に、容量、投与期間などに関する基礎実験を行うことを目的とした。プラバスタチンの臨床応用に向けた基礎実験として、ヒト胎盤から採取したcytotrophoblast、また絨毛細胞由来細胞株を用いてプラバスタチン濃度による抗妊娠高血圧症候群の効果を精査した。その結果、低濃度でも妊娠高血圧症候群発症に関連の深いsFlt-1産生及び上清中のタンパク濃度を減らすことを解明した。これはプラバスタチンを人への臨床に用いる際に低用量を試みる根拠となるデータとなり得る。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
妊娠高血圧症候群は母児の生命を脅かす。しかし適切な予防方法がない。現在、プラバスタチンは妊娠高血圧症高血圧症候群は母児の生命を脅かす。しかし適切な予防方法がない。現在、プラバスタチンは妊娠高血圧症症候群の予防薬として期待されており、様々な臨床研究が行われれ、効果が報告されてきたが、その投与量、開始時期に関する検討は不十分である。今回、プラバスタチンが低用量でも妊娠高血圧症候群の予防効果があることを細胞実験で検討、示した。低用量の投薬で効果が得られるならば、妊娠中の投与を考慮しやすい。
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