研究課題/領域番号 |
20K09640
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
中村 香江 名古屋大学, 低温プラズマ科学研究センター, 特任講師 (10744047)
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研究分担者 |
田中 宏昌 名古屋大学, 低温プラズマ科学研究センター, 教授 (00508129)
芳川 修久 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (60804747)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 卵巣がん / 大気圧プラズマ / プラズマ活性液 / 腫瘍微小環境 / がん免疫 / T細胞 / がん微小環境 / 腫瘍浸潤リンパ球 / TIL / CAR-T細胞 / マクロファージ |
研究開始時の研究の概要 |
卵巣がんにおける腹膜播種は難治性・治療抵抗性の象徴的な病態として着目されており、がん細胞と腹膜微小環境に存在する腹膜中皮細胞やその他の免疫系細胞との細胞間相互作用が腹膜播種の形成・進展に重要な役割を担っていることが明らかになっている。本研究において、大気圧プラズマの抗腫瘍活性を液体化したプラズマ活性液が誘導する腹膜微小環境における腫瘍抑制機構を解明し、新規治療技術としての基礎的知見の集積を目指す。
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研究成果の概要 |
婦人科悪性腫瘍に特徴的な腹膜播種微小環境では、免疫細胞が本来の機能から変化し、がんの進展に寄与することが明らかにされている。本研究では、腫瘍抑制的かつ細胞活性化効果を有する大気圧プラズマを液体化したプラズマ活性液を用いて、腫瘍微小環境における抗腫瘍免疫活性化効果について検討を行った。その結果、1)腹膜播種巣への抗腫瘍活性を有するM1型マクロファージの浸潤増加、2)がん性腹水により免疫抑制されたT細胞の免疫抑制解除効果、3)TGF-β1により免疫抑制されたT細胞の活性化を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
婦人科悪性腫瘍に特徴的な腹膜播種は、難治性・治療抵抗性の象徴的な病態として着目されている。このような腫瘍微小環境では、恒常性維持に関わる細胞が変化し、難治性・治療抵抗性の基盤となっている。近年、注目されているがん免疫療法は、このような微小環境に対し本来の効果を十分発揮できないことが課題の1つとなっており、プラズマ活性液はこのような難治性となった腹膜播種に対し、複合がん免疫療法として既存の免疫療法のブレークスルーとなる可能性がある。
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