研究課題/領域番号 |
20K09655
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
白砂 孔明 東京農業大学, 農学部, 教授 (20552780)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 妊娠 / 免疫 / 炎症 / 次世代 / 妊娠高血圧腎症 / 自然炎症 / インフラマソーム / NLRP3インフラマソーム / DOHaD |
研究開始時の研究の概要 |
妊娠高血圧腎症は母子共に異常を伴う、治療が困難な疾患である。本病態では胎盤の低酸素により血管内皮障害が誘発され、慢性炎症が関与すると考えられているが、なぜ炎症が起きるのかは不明である。また、妊娠高血圧腎症妊婦の子では将来の生活習慣病発症リスクが増加する長期的影響を受けることが分かってきたが、分子機序は未解明である。 本研究から妊娠高血圧腎症におけるNLRP3インフラマソームを中心とした炎症機構を解明でき、母体と子供の将来の疾患リスクの両面を対象とした新規治療方法の開発に繋がる。
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研究成果の概要 |
妊娠高血圧腎症などの母体環境の変化により、母子共に異常を伴う重篤な状態に陥ることがあることに加え、母体妊娠期の栄養状態などが出生後の子の生活習慣病発症に生涯にわたり影響を与えるという、DOHaD説(Developmental Origins of Health and Disease説)が注目されている。本研究でマウスを用いた解析モデルにより、母体の高血圧・ストレス・加齢は母体自身に炎症状態を誘導するだけではなく、次世代の成長後の血圧や脂質代謝機能にも影響を及ぼすことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、妊娠高血圧腎症等における自然炎症を中心とした炎症機構の解明の一助となると考える。また、妊娠高血圧腎症等の母体環境が子供の将来の疾患リスクにどのように関連するのかという「母体病態のDOHaD説」の理解につなげることができる。将来的に、母体の自然炎症をコントロールする介入手段により、妊娠高血圧腎症や子供の将来の疾患リスクの両面を対象とした新規治療方法の開発に繋がることが期待される。
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