研究課題/領域番号 |
20K09687
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
北尻 真一郎 信州大学, 医学部, 特任准教授 (00532970)
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研究分担者 |
三輪 徹 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 講師 (70535591)
岩城 光宏 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 客員研究員 (30432503)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | TRIOBP / 遺伝性難聴 / ミオシン / 内耳蝸牛有毛細胞 / 内耳 / 不動毛 / DNAバネ |
研究開始時の研究の概要 |
内耳有毛細胞は、その頂面に不動毛とよばれる構造を持ち、これが音刺激により物理的に振動することで音を感じる感覚細胞である。不動毛を構成するのはアクチン繊維の束であり、そこには複数の ミオシンが存在し形態形成や分子輸送に関わっている。しかしここでのミオシンの活性調節については全く明らかにされていない。本研究では、 不動毛の根に局在するアクチン束化タンパクTRIOBPの新たな役割としてミオシン活性調節 に着目するとともに分子メカニズムを明らかにする。
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研究成果の概要 |
マウスでは有毛細胞培養がうまくいかなかったため、モルモットへ動物種を変更した。TRIOBP-1ノックダウンモルモットを作成するため,RNA干渉システムプラスミドを作成した。これをAAVウイルスベクターで導入し、TRIOBP-1欠損有毛細胞を単離することに成功した。共同研究者より提供を受けたCy3ラベルDNAバネを有毛細胞に導入することを試みたが、実験にかかる予算が不足し、これ以上の実験はできなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、内耳だけに限定されない普遍的なミオシンの活性調節に新たな知見をもたらす可能性があった。
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